2019.8.1 05:00

【甘口辛口】「みんなの党」結成に丸山穂高議員の入党…「N国」の急展開にあぜんとしている人も多いだろう

【甘口辛口】

「みんなの党」結成に丸山穂高議員の入党…「N国」の急展開にあぜんとしている人も多いだろう

比例代表で当選が決まった立花代表は、笑顔で会見に臨んだ=22日午前、東京・赤坂

比例代表で当選が決まった立花代表は、笑顔で会見に臨んだ=22日午前、東京・赤坂【拡大】

 ■8月1日 参院の新会派は早速ネット上で「(NHKを)見んなの党か」などとひやかされている。参院選で初議席を得た「NHKから国民を守る党(N国)」の立花孝志代表と渡辺喜美参院議員(無所属)が結成した「みんなの党」。かつて代表を務めた旧みんなの党復活を目指す渡辺氏にとっては渡りに船だったか。

 その前日、N国には丸山穂高衆院議員(無所属)の入党が発表された。「戦争発言」が問題になりながら辞職しなかった丸山氏にとっても、無所属で立候補なら大苦戦必至の次の衆院選に向け地獄で仏だが、東国原英夫氏などは「むちゃくちゃ。そんなに政党交付金がほしいのか」と批判した。

 丸山氏入党でN国党は政党交付金が約2000万円増額となる。渡辺氏は入党しなかったが、会派になると一人当たり月額65万円、年間780万円の立法事務費が交付される。全会派合わせ年間55億円で報告義務なし。議員になった人でないとわからないような複雑で不透明なこうした手当も“損得勘定”一致の背景にあるらしい。

 かつて参院議員を2期務めた江本孟紀氏(サンケイスポーツ専属評論家)はいう。「大きな争点がない選挙の副産物で時流に乗った者勝ち。いい悪いは別にNHK改革一点の手法は賢い。今時こういう人じゃないと議員になれないのかも。ただ選挙後の強引な数合わせは反感を買われても仕方ない」

 NHKは公式サイトで受信料不払いなど「明らかな違法行為については…厳しく対処してまいります」と名指しこそしないものの、N国に“宣戦布告”した形だ。N国に投票した人の中には選挙からわずか10日の急展開に「ついていけない」と、あぜんとしている人も多いだろう。 (今村忠)