2019.7.28 05:00

【甘口辛口】忘れ物をしないための流儀…新選組が置き忘れたきせる入れに想像かき立てられた

【甘口辛口】

忘れ物をしないための流儀…新選組が置き忘れたきせる入れに想像かき立てられた

新選組幹部のものとみられるきせる入れ=滋賀県草津市

新選組幹部のものとみられるきせる入れ=滋賀県草津市【拡大】

 ■7月28日 新選組といっても、政治の話ではない。滋賀県草津市の草津宿本陣に、幕末の1865年に新選組が宿泊した際に置き忘れたきせる入れが残されていたことが分かったそうだ。本陣の土蔵内にあったたんすに、他の忘れ物とともに一つ一つ発見時の模様を書いた紙札をつけて、大事に保管されているのが発見された。

 江戸で募集した隊士を引き連れ京都に戻る途中で、土方歳三、斎藤一、伊東甲子太郎、藤堂平助ら幹部4人を含む32人。紙札には「新選組様 五月九日御泊 壱番間に御失念物」と書かれていた。壱番間は身分の高い人が泊まる部屋で、きせる入れは土方のものだった可能性もある。いろいろと想像をかき立てられる話題だった。

 皆さんもそれぞれ忘れ物をしないための流儀をお持ちのことと思う。小欄は、いつも持ち歩くものは定位置を決めている。ハンカチはここ、鍵はここ、小銭はここで財布と携帯電話はここ。なければ違和感がある。ただし困ったことに最近、新たな常備品が加わった。老眼鏡だ。

 視力は今も1・5以上だが、数年前から手元の小さい字が全く読めなくなった。携帯の着信メールやラインの画面をサッと眺めて把握するのが難しい。ところがこれまで眼鏡と縁のない人生を送ってきたため、眼鏡と付き合う作法をまだ構築できていない。

 必死に探していた老眼鏡が頭の上に乗っていた、なんて半世紀前の漫画の話だと思っていたが、先日やらかしてしまった。三木のり平&大村崑の鼻眼鏡が、格好よくはなくても実はとても実用的だということも分かった。次は遠近両用に挑戦しようと思う。新しいフレームも探したい。未知だった新たな世界である。 (親谷誠司)