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アマダイ&カイワリ五目チャンスは一年中!美味なゲスト、いらっしゃ~い 東京湾口沖の瀬

アマダイ&カイワリ五目チャンスは一年中!美味なゲスト、いらっしゃ~い 東京湾口沖の瀬

今月2日に釣れた35センチのアマダイ。これが釣りたかった

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 関東地方も梅雨入り。夏日と思えば肌寒い日もあり、気温の変化が目まぐるしい。そんな季節の変わり目だからこそ、シーズンにとらわれない釣り物へ。神奈川県逗子市・逗子小坪『椿丸』は、一年を通してアマダイ&カイワリ五目が看板。先代店主の急逝で半年休業していたが、先月20日に営業再開。新店主のあいさつも兼ねて、逗子へ向かった。

 新店主の佐藤謙一船長(37)から「アマダイは底から1メートル以内、カイワリは3メートル付近を狙いましょう」とゴーサインが出た。沖の瀬の水深100メートル。ハリに沖アミを付け、アミコマセを詰めたプラビシを投入した。

 船長は元気ハツラツだ。叔父で、昨年10月他界した椿信明さん(享年63)から跡を継いだばかりとあって、声にやる気が満ちている。同宿で3年間、中乗りや助手を経験。「先代のような楽しい賑やかな釣り船が目標」といい、冷たい雨の中、サービスのカップ麺を手渡しして回る。椿丸流のおもてなしだ。

 しかし、潮の流れが速過ぎ。私はまずアマダイを狙う。底付近で時折誘いを入れてアタリを待った。小野恊さん(60、鎌倉市)の竿が大きく曲がった。キダイのダブルに「アマダイに負けないうまい魚」と笑顔が咲く。“ビギナーに優しい”も看板だ。初めての釣りという三沢里奈さん(27、横浜市)は42センチの大サバを仕留め、釣りデートを満喫。私の竿にも待望のアタリが来た。正体は600グラムの鬼カサゴ。高級魚に喜びもひとしお。

 これが沖の瀬の魅力。海面に姿を現すまで、何の魚か分からないドキドキ感が味わえる。次はカイワリにターゲットを絞った。底から3メートル上で、ゆっくり誘い上げてはストップを繰り返す。この日は入梅。旬の梅雨イサキもお出ましだ。

 私はキダイとサバ、ヒメコダイも加えて五目を達成し、クーラーは色鮮やか。結局、両本命は現れなかったが、一年を通して狙えるからリベンジのチャンスはいつでもある。サバ餌を持ち込み、鬼カサゴを専門に狙った釣り人は300~500グラムを10尾ゲット。楽しみ方は自由自在だ。

 常連の小野さんは「佐藤船長のデビューを楽しみにしていた。中乗りで鍛えただけあってオマツリの処理も早く、アナウンスも的確」と太鼓判。先代の明るさも受け継いだ新店主は、お客さんのハートもがっちり釣り上げている。 (西岡信雅)

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  • 25センチ級のキダイのダブル=東京湾口・沖の瀬
  • 旬の梅雨イサキも登場
  • どんな魚が上がってくるか分からないのも魅力
  • 佐藤謙一船長
  • 当日の仕掛け