2019.6.7 05:00

【甘口辛口】“温情采配”だった久保建英のベンチ外 A代表のピッチに立つ姿早く見たい

【甘口辛口】

“温情采配”だった久保建英のベンチ外 A代表のピッチに立つ姿早く見たい

久保建英

久保建英【拡大】

 ■6月7日 「肩すかしを食らった感じです」。ひいきの居酒屋の店主が渋面を作る。「初のA代表でのプレーを楽しみにしていたらベンチ外。試合を見る気が失せました」。サッカー、キリンチャレンジ杯の日本代表に初選出された久保建英のことだ。4日に18歳の誕生日を迎えたばかりの若き逸材は、翌日のトリニダード・トバゴ戦でベンチメンバーを含む23人から外れた。

 「招集したのにベンチにも入れないなんて何を考えているんでしょうか」と店主。前触れはあった。試合前日の会見で森保監督は「若手は(14日開幕の)南米選手権もある。今回の代表活動でトレーニングしながら学んでもらって次につなげてほしい」と話していた。

 今回のメンバーで最も注目されている存在。視聴率を上げるためやスポンサーに向けてベンチ入りさせるという忖度(そんたく)があってもよかったのではないか。深謀遠慮があってのことだろうが、ファンの期待と乖離(かいり)しており、説明責任を果たしてほしいと思っていたら“温情采配”だった。

 「18歳になったばかりで、移籍報道などいろんなプレッシャーがかかっている。少し緊張の糸を緩めながら進めた方がいいのかなという思いを持って見ている」と森保監督。デビューはマスコミとサポーターの数が少ない南米か。

 18歳となり国際移籍を禁止するFIFAの規約に抵触しなくなった久保に、早くも海外からオファーが来ているという。10歳から下部組織で育ったスペイン1部のバルセロナとは交渉が難航。同じくビッグクラブのフランス1部パリ・サンジェルマンが有力だとか。日本サッカー界の金の卵。それだけにA代表でピッチに立つ日を早く見たい。(鈴木学)