2019.5.30 12:00

【竿々学々】手長エビがシーズンイン!早くも大型が姿見せる

【竿々学々】

手長エビがシーズンイン!早くも大型が姿見せる

特集:
竿々学々

 ――師匠、父から聞いたんですが、もう手長エビが釣れ出したそうですね。ちょっと早くないですか。

 「おお、確かに少し早い感じはするが、俺の仲間もすでに出掛けていて『結構釣れている』と聞いている。実は今週末に去年、“いい思い”をした荒川に行ってみようと思っていたところだ」

 ――それじゃ、私も連れて行ってくださいよ。

 「分かった。仕掛けと餌は俺が準備しておいてやるよ。よかったら父君も誘ってみておくれ」

 ――分かりました。きっと行くっていいますよ。うろ覚えなんですが、去年、師匠は引き潮の時の方がいいって言っていませんでしたっけ。

 「おお、よく覚えていたな。あの場所には3年前から行っているんだが、上げ潮時には極端に食いが落ちるんだ。水深10センチ、15センチになった時の方が、毎回圧倒的に食い気が立ったからな」

 ――へえ~、そんなに浅くて釣れるんですか。

 「ああ、ウキ下が浅すぎるので、ちょっと釣りがたくはなるんだが、上げ潮時とは明らかに活性が違うので、数は伸びる。水深が浅いところに餌が落ちて行くと、エビの密度が高くなって奪い合う格好になるんじゃないかと思うんだが…」

 ――荒川って大場所ですよね。竿は長い方がいいんですか。

 「いいや、手長エビのポイントは、どんな大場所でも岸寄りの浅場が中心になるので、長竿はまったく必要ない。俺は基本的に6尺(約1・8メートル)竿を使っているが、長くても7、8尺あれば十分だ」

 ――餌の赤虫なんですが、私、あれをハリに付けるのが苦手なんですが、タナゴなんかを釣る時のように丁寧に付けた方がいいんですよね。

 「いいや。3、4匹の赤虫をチョン掛けで付ければ何も問題はない。むしろ餌は大きめに付けた方が食いはいいぞ」

 ――えっ、そうなんですか。私、餌は1匹をキッチリ付けなければいけないものだと思い込んでいました。

 「お前だけじゃなくて、そんなふうに勘違いしている人は多いようだな。実はエビの仲間は一応に貪欲に餌を貪(むさぼ)る。手長エビも例外ではなく、餌の食い方は大胆だ。ポイントと地合(潮ぐあい)さえ間違わなければ決して難しい釣り物じゃない」

 ――釣り方のコツを教えて下さい。

 「早合わせをしない。この1点に尽きるな。慌てることはまったくないので、アタリがあったらじっくり食わせてから竿を立てればいい」

 ――分かりました。しっかり釣ってきて素揚げと鬼ガラ焼きにして食べましょう。手長エビって本当においしいですよね。