2019.5.16 05:00

【甘口辛口】こんな政治家に誰がした…丸山穂高衆院議員、もう一度口が滑れば“滑落”しかない

【甘口辛口】

こんな政治家に誰がした…丸山穂高衆院議員、もう一度口が滑れば“滑落”しかない

北方領土の元島民に対する不適切な発言について謝罪する丸山穂高衆院議員=13日午後、東京・赤坂の議員宿舎

北方領土の元島民に対する不適切な発言について謝罪する丸山穂高衆院議員=13日午後、東京・赤坂の議員宿舎【拡大】

 ■5月16日 「人、酒を飲む」「酒、酒を飲む」「酒、人を飲む」と言われる。飲むほどに乱れ、自制心がなくなるという戒めだ。丸山穂高衆院議員の「戦争」発言も飲酒の上らしい。酒が入ると人間、日頃の思いをつい口にしてしまうもの。どれほど飲んだのかわからないが、酒が言わせた恐ろしいまでの“妄想”のようにとれる。

 所属していた日本維新の会の松井代表は除名処分を決める前に「有権者からは日本維新はバカな議員がいるんだなと、ご批判いただくことになる」と話した。発言は「戦争を永久に放棄する」という憲法に違反するが、そんな大上段に振りかぶらなくても「バカな議員」の一語で事足りる。

 失言連発で更迭された自民党の桜田義孝元五輪担当大臣は14日の会合で「反面教師にして、私のようにならない政治家を育ててください」とあいさつしたという。この人の失言は幼稚園クラスで害はなかったが、今回の大失言は日露領土交渉にも悪影響を及ぼしかねず百害あって一利なし。こんな政治家に誰がしたのか。

 今回、丸山議員が同行した北方領土交流訪問団の大塚小弥太団長(89)は「戦争なんぞしたくない。すべきでない」と反論した。戦争の悲惨さを知る世代の言葉は重い。35歳の同議員が戦争を知るはずもないが、それほど戦争が頭にあるのなら自衛隊の第一線の現場に体験入隊し過酷な境遇に身を置いてみてはどうか。

 名前の穂高は登山好きの父親が日本3位の高峰で急峻な岩場で知られる穂高岳からつけたそうだ。山のように気高くという願いが込められているのだろう。今後は無所属で議員にしがみつくらしいが、もう一度口が滑ったら今度こそ“滑落”しかない。 (今村忠)