2019.5.2 12:00

【竿々学々】東北地方の渓流釣りがシーズンイン 山菜も芽吹き、ベストシーズンへ

【竿々学々】

東北地方の渓流釣りがシーズンイン 山菜も芽吹き、ベストシーズンへ

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竿々学々

 ――世の中、ゴールデンウイークの真っ最中ですが、師匠は例によってどこにも行く様子はないですね。

 「当ったり前だろう。何で人人人の状況の中、出掛けなくっちゃいけないんだよ」

 ――師匠は、その気になればいつでも出掛けられるからそんなことを言っていられるんですが、世の中の人はそうはいかないんですよ。混雑することが分かっていても、お休みの時にしか出掛けられないんですから。

 「確かにな。仰る通りであります。ところで今日は何なんだ」

 ――例年、ゴールデンウイーク明け頃になると、関東から北の渓流釣りがシーズンを迎えるじゃないですか。師匠たちもそろそろ出掛けるんじゃないかと思ったわけですよ。

 「おお、この時期になれば東北地方でも山菜が芽吹き、渓流釣りもシーズンインする。渓流が一番きれいなのは何といっても新緑の時期で、魚が釣れても釣れなくても、これからしばらくの間は“目の保養”ができるからな」

 ――今年も秋田へは行くんですか。

 「去年は、体調が悪くて行けなかったので、今年はぜひ行きたいんだが、仲間たちの都合もあって今年もちょっと怪しい感じだな。ここ20数年で2年続けて行かなかったことはないから、今年も行かないと『新五郎湯』のおばちゃんに『誰か死んじゃったのかね』って言われそうだな」

 ――そういえば、毎年、ゴールデンウイーク明け頃から秋田、秋田って騒いでいましたよね。

 「あそこは、俺たちの年齢になっても入れる里山の渓もあり、何より魚がきれでうまいんだ。『新五郎湯』は、昔の湯治場そのものだし、中々あんな場所は無いからな」

 ――死んじゃったと思われないためにも今年行けなかったら、電話ぐらいしておいた方がいいですね。

 「おお、確かにな。仲間たちもみんな年を取っちまってそれぞれ事情があるから、前のように気軽に行けなくなっちまったしな。一昨年行った時に釣行中に1度は必ず寄っていた小さな食堂が閉店していて、『新五郎湯』のおばちゃんに聞いたらご主人が亡くなって店じまいしたそうで、寂しい思いをした」

 ――何だか話がどんどん湿っぽくなっちゃいましたね。皆さんの都合を調整して今年は行けばいいじゃないですか。

 「おお、そうだな。稲庭うどんを買って釣ったヤマメの天ぷらで食べるんだが、あれはあそこに行かなければ味わえない」

 ――それ、おいしそうですね。私も連れて行って下さいよ。

 「そうだな。もう1度、みんなに連絡してみるよ」

 ――楽しみにしています。