2019.4.25 12:00

【竿々学々】東京湾で大型トラフグ乱舞!? 5キロオーバーの大物も

【竿々学々】

東京湾で大型トラフグ乱舞!? 5キロオーバーの大物も

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竿々学々

 ――師匠、東京湾で大きなトラフグが釣れているって聞いたんですが、本当ですか。

 「ああ、今シーズンは、やたらとデカイのも交じっているな。4、5キロ級は1週間に何匹も釣れ、7キロオーバーの超弩級も姿を見せているからな」

 ――東京湾にそんな大きなトラフグがいるんですか。

 「おお、東京湾では昔から超弩級のトラフグが釣れていた。もう30年以上も昔の話だが、俺がフグ釣りを教わった横浜・鶴見の船宿の船長が、冬に2貫目(約7.5キロ)のトラフグを釣って築地に卸しに行った事があった。確か当時の価格で7、8万円だったと聞いた覚えがある」

 ――へ~、それじゃ今釣れているトラフグちゃんもすごい値段ですよね。

 「もちろん、結構な値段はするが、『トラフグの旬は、秋の彼岸から春の彼岸まで』と言われ、基本的に冬が旬で値段もその時期が一番高い。しかし、トラフグはトラフグだからな。やっぱり、普段、東京湾のフグ釣りの対象となっているショウサイフグとは“ランク”が違う。まして大型になればその味は格別だからな」

 ――私にも釣れますか。

 「おお、可能性はあるぞ。東京湾のトラフグの釣り方はいまだに確立されておらず、ベテランたちが暗中模索の段階だ。ショウサイフグ釣りの名人たちでも、まだまだどんな釣り方が正解なのか分からない状況だからな」

 ――どの位の釣果が上がっているんですか。

 「日によってかなりムラはあるが、条件のいい日にはトップが5、6匹釣ることもあるようだから、魚影は間違いなく濃いな」

 ――東京湾にもトラフグが放流されているって聞いたんですが、この好成績もそのおかげなんですか。

 「う~ん、確かに東京湾でもトラフグの稚魚放流は行われているが、もうずいぶん前からの話で、最近になって特別量が増えたって話も聞いていないからな。もちろん、放流の効果はあるとは思うが、印象としては天然物の方が圧倒的に多いと思うがな」

 ――どちらにしても東京湾で大きなトラフグが釣れるだけでも夢があっていいですよね。私は、ショウサイフグも満足に釣れませんけど、逆に言えばそんな素人の方が新しい釣り方に気が付いてしまうかも…。

 「確かに、そうした事もなくはないな。まあ、行ってこいよ。毎日乗合船を出している浦安の船長に電話しておいてやるよ。大きいのが釣れたら、テッサをごちそうしてくれ」

 ――はい。分かりました。