2019.4.12 12:01

イシモチ大会、36・8センチで中村さんV! CS出場権ゲット

イシモチ大会、36・8センチで中村さんV! CS出場権ゲット

優勝した中村浩之さん

優勝した中村浩之さん【拡大】

 「サンスポフィッシング・チャレンジ2019」のワンデー・八景&安浦地区大会が7日、7軒の船宿から12隻235人が参加して開催された。イシモチの最大型1尾の全長制で争われ、『米元釣船店』2号船の中村浩之さん(45、横浜市)が36・8センチをマークして優勝。ボーナス船制度からは『蒲谷丸』2号船の西島智哉さん(35、東京・足立区)が勝ち上がり、揃って11月開催予定の「チャンピオンシップ(CS)」出場権を獲得した。

 満開の桜が、表彰式会場に文字通り花を添えた。オデコはおらず、参加235人全員が検量対象。一発逆転がありえる最大型1尾の全長制とあって、ミリ単位の熱戦が繰り広げられた。

 雲一つない晴天の猿島沖でスタート合図の旗が振られると、船は一斉に横須賀沖へ。5分ほど走った水深30メートルのポイントで、ほとんどの船が速度を落とした。ぽかぽか陽気に袖をまくった参加者の姿も。海面に何本もの竿のシルエットが投影され始めた。

 良型だけを狙って釣るのは難しいといわれるイシモチ。大会前夜の打ち合わせでも、“サクラサク”上位入賞は運が左右するだろうと船長たちの予想は一致していた。優勝した中村浩之さんも特に作戦は立てず、数を釣って大型が交じることを期待していたという。

 開始2時間後、『米元釣船店』2号船に乗った中村さんの両隣同士でオマツリが発生。その処理を待っている最中に、大型がヒットした。計測の結果は、36・8センチ。船別2位にわずか1ミリ差で優勝。「間に挟まれていたので、外されるのを待っていたらアタリ。想像以上に大きくてビックリ。ただただラッキーなだけです」と、リアル“漁夫の利”にニッコリだ。

 イシモチを狙うのは、この大会のみという中村さん。同宿の常連で「普段はアジやマダイがメイン。だから、これが自己記録にもなりました」と出場3回目での初優勝に、うれしいおまけが付いた。2号船を操船し、通常LTアジ船を担当している中村純一船長とは顔なじみ。「とにかく明るくてやさしい船長。海もよく知っているので信頼しています」と、“ダブル中村”での受賞に声を弾ませた。

 平成最後のワンデー大会は、少なく見積もっても参加者全員で2000尾超は釣り上げるお祭り騒ぎの展開。参加者の笑顔を満開にし、イシモチのようにキラキラ輝かせた。

 総合優勝=中村浩之さん「ラッキー過ぎて、自分が一番驚いています。まさか優勝できると思ってなかったので、すごくうれしい。イシモチはLTアジ釣りで交じることもありますが、ここまで大きいのは初めて。塩焼きにして祝杯です。船釣りは5年目。『米元釣船店』さんから歩いて15分ぐらいのところに住んでいるので、多いときは週1ペースで通っています。CSは船宿代表としてベストを尽くすだけですね」

 ★サンスポ賞

 最多尾数で競われ、55尾釣った『米元釣船店』1号船の福島●(=徳の心の上に一)明さん(70、東京・大田区)が55尾釣って、獲得した。

 「数を釣れば大きいのが釣れると聞いていた。なかなか大きいのが出ないと思っていたら、数が釣れていました。ほとんど単発。最大33.6センチで船別1位。毎年この大会に出て、10年以上前に総合2位になった。サンスポ賞は初めてだからうれしい。勝因? ハリかな。何十年も前に友人にもらって、今は売っていないネムリバリを使っています。吸い込みがいいんです。あと10本ぐらいしかないのですが、来年も出場したいですね」

 船頭賞=中村純一船長「15歳から『米元釣船店』で船に乗って26年目。平成最後のワンデー大会で初受賞できるなんて、めちゃくちゃうれしい! 滑り込みセーフでした。米元正店主には『獲れちゃいました』と報告します(笑)。普段LTアジ船を担当しているので、きょうは作戦なし。他の船に付いていっただけでラッキーパンチが当たりました。中村浩之さんは毎回アジもたくさん釣ってもらっている上、優勝もしていただけるなんて。感謝しかありません」

 ★もうひとつのバトル~CSへの道~

 ボーナス船制度は、プロ野球ドラフト会議のような抽選方式。総合優勝者を出した『米元釣船店』2号船以外の船長11人が抽選に臨み、『蒲谷丸』2号船の杉本英男船長が「権利あり」の紙入り封筒を引き当てた。その結果、同船の船別1位の西島智哉さんがCS出場権を獲得した。

 西島智哉さん「船別1位の中で一番小さいサイズだったので、チャンスを頂けて素直にうれしい。昨年も船別1位でしたが、総合5位でCSに届きませんでした。イシモチ釣りは年に数回行きます。きょうは21尾。サンマの切り身を持ち込んで、3本バリの上下に付けました。最大は真ん中のハリに付けた青イソメに食ってきたのですが、サンマの集魚効果があったのかも。自分なりにいろいろやってみるのが好きですね。CSで上位入賞して、海外の釣りに挑戦したい」

 ◆釣りで元気に! 山崎仁郎さん

 サンスポ大会は毎年出場しているという山崎仁郎さん(84、練馬区)は、今年も『進丸』に乗船。「昨年はニベの壁に阻まれて惜しくも総合3位。今年こそはと同じ自作仕掛けで挑んだけどダメでした。でも釣りのおかげで元気に遊ばせてもらっています」。元気の秘訣は釣りでした。

 ◆アタリ多いが… 永田崇嘉さん

 『小柴丸』の永田崇嘉さん(72、世田谷区)は、今年のサンスポカレンダーにも登場したベテラン。「アタリは多かったけど、大型が出なかった。いいアタリが出ると、ついつい早合わせでスッポ抜け。頭では分かっているけど、ひと呼吸が難しい(笑)」。アタリに反応、釣り人の性ですから。

 ◆まずはお刺身 山口成章さん

 『蒲谷丸』で山盛りになった魚の下処理に励むのは、山口成章さん(52、横浜市)。「少しでも家に帰ってから、楽しようと思って」。どんな料理に? 「まずはお刺し身。それ以外は、おいしい食べ方を知っている船宿の女将さんに聞きますよ」。今晩の食卓はイシモチ尽くしで堪能できますね。

 ◆女神ほほ笑んだ 長島重雄さん

 「もうひと息でした」と言いつつ笑顔を見せる長島重雄さん(62、川越市)は、『米元釣船店』の船別3位。「最後の残りクジで釣り座が大ドモでした。幸運の女神がおいしいイシモチをたくさん連れてきてくれた感じです。もう十分、これ以上の賞はいりません!」。謙虚な人に女神がほほ笑みました。

 ◆年間釣行は300回!アングラーズアイドル冨士木耶奈さん

 『こうゆう丸』から6代目アングラーズアイドルの冨士木耶奈さん(25、千代田区)が参戦。「一日頑張ったけど結局最初に釣れたのが最大。賞には届きませんでした~」。年間釣行300回ってホント? 「おととい、きのうもずっと釣り。きのうは1時間しか寝てません(笑)」。昨年、関西から上京。現在は関東の釣り場を熱心に研究中。この釣り好きはホンモノだ。

 ◆船上は笑顔満開 小甲恵美子さん

 『新修丸』で大会に毎回参加しているという小甲恵美子さん(55、横須賀市)の第一声は「きょうも一日楽しかったですよ!」。『新修丸』の魅力は? 「船長は優しいし、お客さんたちもフレンドリーで仲良し。とっても乗りやすいので良く乗っています」。その言葉通り、笑顔の絶えない船上でした。

 ◆親子で大漁!笑顔 水川達哉さん&森理くん

 いつも親子で釣りに行く水川達哉さん(47、世田谷区)は、大型を釣り上げて『荒川屋』の船別1位を獲得。「最近は子供に負けることもしばしば、でもきょうは良かったです」と父親の面目躍如。愛息の森理くんは「25尾。いっぱい釣れて楽しかったよ」と笑顔。スーパー親子で大漁でした。

 【主催】サンケイスポーツ、サンスポ推薦船宿会

 【後援】産経新聞、フジサンケイビジネスアイ、夕刊フジ、フジテレビ、ニッポン放送

 【協賛】マルキユー株式会社、パン粉のフライスター、ハピソン、ぎょさん、ダイワ

 【特別協力】ハヤブサ

 【協力】パラオ政府観光局

■サンスポフィッシング・チャレンジ2019

 サンスポ推薦船宿がワンデー8、ターム34の計42大会を開催。各大会で勝ち上がれば、11月開催予定のCS出場権を獲得。そのCS上位者は「パラオフィッシングツアー」に招待される。

  • サンスポ賞の福島●(=徳の心の上に一)明さん
  • 船頭賞の中村純一船長
  • 西島智哉さん
  • 山崎仁郎さん
  • 永田崇嘉さん
  • 山口成章さん
  • 長島重雄さん
  • 冨士木耶奈さん
  • 小甲恵美子さん
  • 水川達哉さん&森理くん
  • 平成最後のワンデー大会は235人が熱戦を繰り広げた