2019.3.24 05:00

【甘口辛口】昭和なら漫画の世界 イチロー、錦織、大坂、そしてNBA1巡目指名確実の八村塁

【甘口辛口】

昭和なら漫画の世界 イチロー、錦織、大坂、そしてNBA1巡目指名確実の八村塁

 ■3月24日 深夜の引退会見を見終えて最初にしたのは、ソファで寝ていた愛犬の頭を無理やり持ち上げ、しばし見つめあったことだ。イチローの癒やしとなり、選手生活を支えたシバイヌの一弓(いっきゅう)は17歳のおじいちゃんだが、うちのゴールデンレトリバーも11歳の老境。オレも頑張るからお前も頑張れよ。迷惑にも同じことをしてしまった人、いますよね?

 小型犬に比べて大型犬の平均寿命は短い。人間なら80歳近い、うちの犬の名前はボノ。イタリア語の「おいしい」から命名した。先輩犬が2年前に逝ってからは1頭で家族の癒やし担当。歩く速度も視力も落ちたが、イチローが言った通り、毎日おいしそうに食べて散歩してくれるだけで十分だ。

 別れと旅立ちの3月。いま平成という時代を振り返ると、31年前に誰が想像しただろう。大リーグの殿堂入り確実な大打者は引退を発表したが、テニスの世界ランクで大坂なおみと錦織圭が女子1位と男子6位。6月の米プロバスケットボールNBAのドラフトでも八村塁の1巡目指名が確実視される。

 どれをとっても昭和なら漫画の世界。あるNBAドラフト予想サイトでは、八村が全体4番目でブルズの1位だった。あのマイケル・ジョーダンが2度の3連覇を達成した白と赤のユニホームを八村が着る? 想像が想像を呼んでニヤニヤが止まらない。

 八村のゴンザガ大が2回戦に進出している全米大学選手権は、日本なら春と夏の甲子園を合わせた大イベント。結果次第で人生を左右する。ジョーダンのように優勝してブルズ入りしたら…。春の陽気で小欄の頭の中までおめでたい。でも、本当にそうなったらいいなあ。 (親谷誠司)