2019.1.27 04:00

【甘口辛口】鉄道玩具プラレール60周年、廃番になった「レア物」

【甘口辛口】

鉄道玩具プラレール60周年、廃番になった「レア物」

 ■1月27日 日本で創業100年以上の老舗企業は3万社を超えるそうだ。帝国データバンクによると今年、享保4(1719)年創業の油長酒造(奈良県御所市)が300周年。愛知県岩倉市の石塚硝子と京都市の大原種苗は200周年。川崎汽船、オリンパス、日本ガイシの3社が100周年。タカラトミーの鉄道玩具「プラレール」は60周年を迎える。

 金属玩具が主流だった1959年、最新素材プラスチックを使った「プラスチック汽車・レールセット」として発売。手転がし式の汽車は61年に電動になり、64年の東海道新幹線開業を受けてひかり号を発売-と、時代とともに子供たちの夢を育ててきた。

 誰でも見覚えがある青いレールは直線と曲線の2種類が基本。曲線8つをつなげると、ちょうどちゃぶ台の上で遊べる直径47センチに設計された。レールの規格はずっと同じで、60年前のものが今の製品と接続できる。お菓子のベビースターラーメンと“同期”で、両者のコラボもある。

 60年間の製品累計は約1480種類、1億6900万個以上。レールの総距離9万8700キロメートルは、地球約2周半にあたる。60年の間には、廃番になったレア物も多い。有名なのが73年発売の「C12ロータリーじょせつしゃ」。戦前から活躍した旧国鉄の雪かき車が主役のセットで、わずか1年の短命商品だった。

 車両先端の回転翼で豪快に雪をはね飛ばすロータリー車の写真を図鑑で見た記憶があるが、プラレールにもあったとは知らなかった。数百年、数千年も前から、冬は常に雪との戦いだったであろう、この国。また雪の週末が来た。積雪の多いところでは無用の外出を避け、お出かけの際はくれぐれも気をつけて。 (親谷誠司)