2018.12.5 05:00

【甘口辛口】北海道弁が新鮮で耳に残った『そだねー』 ここまで賞味期限を保った流行語は珍しい

【甘口辛口】

北海道弁が新鮮で耳に残った『そだねー』 ここまで賞味期限を保った流行語は珍しい

女子カーリング日本代表の「そだねー」が流行語大賞年間大賞に選出された

女子カーリング日本代表の「そだねー」が流行語大賞年間大賞に選出された【拡大】

 ■12月5日 『そだねー』が今年の流行語大賞だった。3日発表された「2018ユーキャン新語・流行語大賞」。平昌五輪で銅メダルのカーリング女子日本代表が交わした北海道弁が新鮮で耳に残り、日常会話で何気なく使った人も多かったろう。真冬に出てきて夏場を越え、ここまで賞味期限を保った流行語は珍しい。

 トップ10にはサッカーW杯ロシア大会での大迫勇也を絶賛する『(大迫)半端ないって』も入った。これも年間を通じて耳にしたが、もともと「彼の仕事には半端がない」といったふうに半端のあとに助詞をつけて普通に使われていた。若者が使う助詞抜きの「半端ない」は乱暴で中高年には向かない。

 乱暴といえば、ノミネートされたものの選外となった『あおり運転』は流行語というには軽すぎる。昨年6月、東名高速であおり運転を受けて停車させられた夫婦がトラックに追突されて死亡した事故で、自動車運転処罰法違反などに問われた石橋和歩被告(26)は初公判で無罪を主張した。

 「被告の車が停車したあとに事故は発生した。妨害運転と夫婦の死亡に因果関係はない」と弁護側。しかし、あおり運転という原因があるから死亡事故という結果になったはずで、何とも腹立たしい論法だ。公判前、産経新聞記者に「(面会するなら)30万円払え」と手紙を送ったとかで公判でも反省の色がなかったようだ。

 流行語大賞でいうなら、『ワイルドだろぉ』(12年)とやりたい放題のこんな連中は、厳しい取り締まりで『どげんかせんといかん』(07年)。厳罰の『倍返し』(13年)で『なんでだろ~』(03年)と自問すればいい。あおり絶滅を目指すなら『今でしょ!』(13年)と言いたい。(今村忠)