2018.12.4 05:00

【甘口辛口】ラグビー全国大学選手権に“死のブロック” 早大、突破の最有力候補に名乗り

【甘口辛口】

ラグビー全国大学選手権に“死のブロック” 早大、突破の最有力候補に名乗り

ラグビー・大学選手権(3回戦以降)

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 ■12月4日 まさに“死のブロック”ではないか。確定したラグビー全国大学選手権の組み合わせを見てため息をついたファンも多かったろう。10連覇を目指す帝京大(関東対抗戦)の反対のブロックには早大、慶大、明大の対抗戦上位に加え関東リーグ戦の覇者東海大が入った。4校のつぶし合いを帝京大が“高みの見物”という構図だ。

 “天国から地獄”の目にあったのは明大。2日の早大戦に勝っていれば対抗戦1位扱いで帝京大の枠に納まったが、2敗で並んだ慶大には当該対戦で敗れているため真っ逆さまの4位扱い。対抗戦で帝京大から唯一白星を挙げながら、順当なら反対側で帝京大が進出しそうな決勝への道のりは険しい。

 31-27で明大を叩き落とした早大は、重戦車FWにスクラムが押されることを前提にマイボールスクラムでの速い球出しや、素早い集散、堅い防御などやるべきことをシンプルに徹底させた感じだった。開幕前の下馬評の低さも吹き飛ばした。上げ潮の強さで“死のブロック”突破の最有力候補に名乗りを上げた感じだ。

 それにしてもいびつな組み合わせ。対抗戦、リーグ戦とも出場は上位3校だが、前々回から前年度決勝出場校(帝京大、明大)の所属リーグにも出場枠が与えられ今回は対抗戦が2枠増で5位の筑波大も恩恵に浴した。12校中5校が対抗戦では、こうした組み合わせも仕方ないのか。

 人気の対抗戦チームには正月だけでなく年末の集客も期待でき、日本協会にとっては思惑通りかもしれない。しかし、戦力的に前年とさほど変わらないトップリーグならともかく、毎年メンバーが入れ替わる大学で前年度の成績による出場枠は妥当なのか。釈然としない。(今村忠)

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