2018.11.16 12:00(1/2ページ)

【女子のミカタ】肝パンカワハギに心盗まれた

【女子のミカタ】

肝パンカワハギに心盗まれた

おちょぼ口がキュートな16センチのカワハギを御用=相模湾・長井沖

おちょぼ口がキュートな16センチのカワハギを御用=相模湾・長井沖【拡大】

 肝パンのシーズンが、やって来ました。年中カワハギを狙う神奈川県横須賀市・長井『儀兵衛丸』は、正味4時間のショート釣りで午前7時と11時30分船の2便制で出船。ちょちょいのちょいとお縄にしてやろうかと、朝が苦手な私は後者に乗り込みました!!

 「御用だ~」。『儀兵衛丸』の一行が駆け付けたのは、長井沖の水深15メートル。ホシは“餌泥棒”の異名を持つカワハギ。掃除機のようにおちょぼ口を器用に使ってアサリをスイッと吸い取るのが手口なんです。

 初対決を前に、梶ケ谷孝宏船長がレッスン開始です。餌のアサリは水管からベロ、わたの順にできるだけコンパクトに。仕掛けを底まで落としゼロテンション、たまにすーっと竿先を上げたり、小刻みに叩く動作でアプローチを入れます。

 出船とともにパラパラの雨。「恵みの雨かしら?!」なんて考えは甘かった。1投目から違和感。竿を上げると、3本バリ全てやられている。雨よけにフードで顔半分を隠す私。これじゃ、どっちが泥棒だかわからないよ~。

 すーっと上げてゆっくり下ろす動作を3回。じっくり待つと、カンカン。これだ、カワハギ独特の引き。あれ、いなくなった?! と思わせたが海面直前で再び暴れて一安心。「ハギは巻き上げる途中におとなしくなるんだよ」と船長。キュートな16センチを御用だ!!

 小移動し、仕掛けを落とした瞬間でした。カンカンカン。格段に強い引き。海面に現れたのは、25センチはあろう良型です。喜んで、隙を見せた私を見逃さなかった。気も糸も緩んだせいでハギは反転し逃亡。私の心は土砂降りだ…。

 最終的には15~25センチを0~7尾。トップの横山広人さん(37、藤沢市)は「ゲーム性があって、たまらない」と4年前からドハマり中。私は2尾でしたが、すでにカワハギのトリコ。現在、お宝の肝はパンパン状態。冬のおいしい“肝試し”は釣り人の心も盗むこと間違いなしですよ? (川目梢)

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  • 「昔はみんなで行ったなぁ」と懐かしむ長井の“侍三人衆”(左から梶ケ谷孝宏船長、『栃木丸』栃木稔宏船長、『春盛丸』沼田孝章船長)