2018.11.13 05:00

【甘口辛口】片山さつき氏の“世にもフシギな看板” 公選法どうこうより世間一般の常識から見ておかしな感じ

【甘口辛口】

片山さつき氏の“世にもフシギな看板” 公選法どうこうより世間一般の常識から見ておかしな感じ

 ■11月13日 昔から選挙に勝つには「地盤」「看板」「カバン」の“三バン”が決め手といわれる。今国会で「政治とカネ」の問題を追及されている片山さつき地方創生担当相はもともと、2005年郵政選挙で落下傘候補として舞い降りた静岡で当選してのデビューで地盤は強くない。官僚出身でカバンの重さもどうか。その代わり看板で勝負らしい。

 地元のさいたま市に写真付きの看板が設置されたまま。野党から「公職選挙法違反の疑いがある」と追及されると、本人は「書籍の広告で同じ看板はほかにない」とかわした。しかし、JR浜松駅前にも設置されていることが分かり今度は「虚偽答弁だ」とさらに追及された。

 書籍の広告で著者の顔などは入らなかった昔に比べ、いまは顔を出し著者を前面に出す傾向が強いようだが、さいたま市の看板にある片山氏の顔と名前の大きさは公選法がどうこうより世間一般の常識から見ておかしな感じだ。「出版社が設置した」と説明する片山氏に対し出版社は否定した。では、どこからきたのか世にもフシギな看板ではある。

 かと思えば質疑でまともに答えられず「質問通告がなかった」と泣きを入れた桜田五輪担当相は、その後も言い間違えを連発し野党からヤジられっ放しとか。官僚が書いた答案を間違えずに“代読”すればなんとか格好はつくのに、よほど大臣職には向いてないらしい。

 桜田氏は大臣としての資質を問われ、片山氏は政治姿勢を責められ大臣としての質問はない。桜田氏の答弁では黒子のはずの官僚ばかり目立った。こういうことばかりクローズアップされる日本の国会には果たしてまともな論戦があるのか、とさえ思うのは小欄だけだろうか。 (今村忠)