2018.10.29 05:00

【甘口辛口】わからない事が多すぎる片山さつき地方創生担当相の「口利き疑惑」 国会で堂々と説明を

【甘口辛口】

わからない事が多すぎる片山さつき地方創生担当相の「口利き疑惑」 国会で堂々と説明を

 ■10月29日 安倍首相が中国から帰国して臨時国会は、きょうから本格論戦が始まる。中でも野党が追及に手ぐすねを引いているのが、会社経営者からの依頼で国税当局に口利きをしたとされる片山さつき地方創生担当相の「100万円口利き疑惑」。唯一の女性大臣として改造内閣最大の目玉は野党にとっては最大のターゲットになるのだろう。

 週刊文春によると、税制面でメリットがある青色申告が取り消されそうになった会社経営者が片山事務所に相談。税理士の資格をもつ私設秘書が100万円の着手金を受け取ったものの経営者の願いはかなわなかったという。片山サイドは口利き疑惑については「事実誤認」と否定している。

 外野席から見ていると、長野在住の経営者がなぜ片山事務所に駆け込んだのか、わからないことが多すぎる。野党がどう追及するのか見もので、やる気満々というからには長野に飛んで件の経営者に取材するなど徹底的に調べあげたのか。よもや週刊誌の記事だけをネタにした質問を並べたてるつもりではないだろう。

 一方、片山氏にも説明責任があるはずだが、週刊文春の最初の報道(18日)からわずか4日後に名誉毀損(きそん)で、出版元の文芸春秋に1100万円の損害賠償を求めて提訴。ドアをピシャリと閉めてしまった。国会で何を聞かれても「係争中なので答えられない」とかわすための“先手必勝策”では、との見方もあるらしい。

 とはいえ説明責任を果たすのは裁判の場ではなく、まず国会ではないのか。疑惑を抱えた大臣が、それを晴らそうとしないまま要職にいるのは国民にとって不幸だ。報道が「事実無根」なら国会で堂々と説明してもらいたい。 (今村忠)