2018.10.27 05:00

【甘口辛口】大阪桐蔭・根尾に芸能担当記者も注目 引き締まった体はスター性十分

【甘口辛口】

大阪桐蔭・根尾に芸能担当記者も注目 引き締まった体はスター性十分

大阪桐蔭高・根尾昂内野手

大阪桐蔭高・根尾昂内野手【拡大】

 ■10月27日 利発そうなつぶらな瞳とほれぼれするほど俊敏な動き…。芸能担当の筆者も注目していた大阪桐蔭高・根尾昂(あきら)内野手(18)。25日に開かれたプロ野球ドラフト会議で中日が交渉権を獲得した。来季に向け、オフシーズンから全国的に注目されるのは間違いない。

 身長1メートル77、体重80キロとプロとしては恵まれた体格とは言えないが、ユニホームを着ていても分かる引き締まった体はスター性十分。それも野球部の全体練習が終わってから、黙々と素振りや筋トレを繰り返した成果というから頼もしい。雪国・岐阜県飛騨市出身で、中学2年のときに全国大会のスキー回転競技でも優勝。体幹も十二分に鍛えられていそうだ。

 しかも、成績優秀、大の読書好きとあって、文武両道を地でゆくというから恐れ入る。両親は高齢者の多い飛騨市の診療所で医師をしており、兄は岐阜大医学部3年、姉は看護師。家族と進む道は違っても、中日から1位指名されたのを受け「プロの世界で超一流を目指したい」と誓った。

 「超」とは多くの人に感動や勇気を与えられる存在になることだろう。中日といえば、かつて東大から入団した井手峻(たかし)氏(74)がいる。選手実績は少ないが、現役引退後にサラリーマンに転身した後、球団に復帰。コーチ、フロントを経て球団代表として選手や人を育てた。現在は母校・東京都立新宿高校の野球部コーチを務める。

 根尾はレギュラー奪取が先決だが、その先には東京五輪やメジャー挑戦があるかもしれない。しかし、中日は井手氏のように人を育てる幹部になることも期待しているのではないか。いずれにせよ、野球人として大成してほしいものだ。 (森岡真一郎)