2018.10.26 05:00

【甘口辛口】菊花賞、馬単を的中させた岡田繁幸氏は現代の「名伯楽」

【甘口辛口】

菊花賞、馬単を的中させた岡田繁幸氏は現代の「名伯楽」

 ■10月26日 「名伯楽」はスポーツ界などで育成に優れた指導者のたとえだが、由来は古代中国の伝説的な馬の目利きの名前。唐代の詩人・韓愈の「千里の馬は常に有れども、伯楽は常には有らず」は有名だ。日に千里を走る名馬は常にいるが、それを見つけて育てる伯楽のような人は常にはいないので、そうした人材こそ重要だと説いている。

 相馬眼は伯楽が持つ能力。現代の伯楽といえば、ビッグレッドファームグループ代表の岡田繁幸氏だろう。「競馬を盛り上げるための一助になれば」と、類いまれな相馬眼を予想という形で小紙で披露している。

 先週の菊花賞は圧巻だった。馬単6010円を◯◎で的中。エネルギーロスのない走法や有酸素運動向きの筋肉の質からエタリオウを「最も3000メートルの舞台に適している」と本命の◎。1800メートルでしか走っていない7番人気のフィエールマンを「前●(=身へんに區)中心の走りは長距離向き」と看破して対抗の◯を打った。

 若い頃から筋肉の収縮率や柔らかさ・硬さといった体質が最も大事と見抜いていたが、「何千、何万、何十万頭も競走馬を見て、その長年の経験を積み重ねて育まれた感性」という。その慧眼は一朝一夕でできたものではない。

 牧場の長男だが、父親と意見が合わず23歳のときに無一文で独立。3頭の繁殖牝馬から始めた牧場をなんとかしたいという必死の思いが相馬眼を磨いたのだろう。6・5ヘクタールから始まった牧場は、今やグループ全体で100倍以上の700ヘクタールにまで拡大した。

 その歩みは止まらない。今週は未来の活躍馬を探しに米国へ。帰国後、28日の天皇賞・秋の予想を披露する。経験と感性に裏打ちされた、唯一無二の相馬眼に乞うご期待。 (鈴木学)