2018.10.6 05:00

【甘口辛口】がん告白の高須院長、タフで前向きな生き方に元気もらう

【甘口辛口】

がん告白の高須院長、タフで前向きな生き方に元気もらう

 ■10月6日 日本人の2人に1人はがんになるといわれる現代。それでも、日頃元気で明るい人ががんになると驚き、たじろぎ、自分は大丈夫かと振り返ったりもする。美容外科、高須クリニックの高須克弥院長(73)が先月28日、ツイッターで「何カ所も癌があります。樹木希林さんと似たようなものです」(原文まま)と突然、告白。驚いた人も多いに違いない。

 たまたま筆者も仕事で何度か会ったことがあり、テレビCMそのままの口調と笑顔に圧倒された。スポーツで頑張る若い世代への支援にも定評がある。パワハラ問題の渦中にある体操女子の宮川紗江選手(19)の支援にもすかさず乗り出すなど、その迅速な行動力は目を見張る。

 パートナーの西原理恵子さん(53)と仲よさそうに歩く姿に出くわしたこともあるが、若者のように弾んで見えた。そんな元気そうな高須院長だが、実は4年前の健康診断で尿管にがんが見つかり、ぼうこうや腎臓に転移。これまで合計5回の手術を受け、現在も週3回の抗がん剤治療を受けているという。

 75歳で死去した樹木さんも多くの人に感動を与えたが、高須院長の言葉にも持ち前の力がある。先日、フジテレビ系「バイキング」の取材に「体中にがん細胞があるが、今は僕の方が優勢なんだよ」と笑顔で告白。「がんは余命がだいたい予測できる比較的ラッキーな病気。だんだん弱っていくけど、早めに老衰が来るんだと割り切ればいい」と力強く話していた。

 “早めの老衰”とは、なんと達観した考えか。しかも「死んでも完治しても、治療データを公開したい」と宣言。前向きでタフで、どこまでも世に尽くそうという生き方に、改めて元気をもらった気がする。 (森岡真一郎)