2018.10.4 05:00

【甘口辛口】貴乃花元親方に参院選出馬の噂…実は政治家にピッタリだったりして

【甘口辛口】

貴乃花元親方に参院選出馬の噂…実は政治家にピッタリだったりして

 ■10月4日 『安倍総理と極秘会談で参院選出馬!?』と発売中の「週刊新潮」に興味をそそる記事が載っていた。退職した貴乃花元親方(元横綱)のことだ。同誌によると「引退会見があった夜、永田町では親方に自民党が接触しているのではないか、来年夏の参院選に出馬するのではないか、といった噂が一斉に広まった」。

 馳浩元文科大臣が引き合わせて安倍晋三総理と親方が極秘に会談したとも…。しかし、馳氏は「事実ではない」と否定しているというからよくわからない。この新潮報道とは別に元親方が今年3月、平年寄に降格した際兄弟子で焼き肉店経営の貴闘力さんが「国会議員になって戦え」と勧めたという話もある。

 知名度の高さで出馬すれば当選は確実。相撲改革には監督官庁の文科省の大臣になるしかないと貴闘力さんは力説したそうだが、発足した第4次安倍改造内閣の柴山昌彦文科大臣は衆院当選6回でやっと初入閣した。元親方が大臣になる頃には今回の騒動など世間は忘れているだろう。

 大体、元親方は政治家に一番向かないタイプだ。人を納得させる話し方などのコミュニケーション力、協調性、責任感…。日馬富士傷害事件後の一連の行動を見る限り政治家に必要な資質がどれも欠けているように見えた。協会内の独り相撲で組織人として失格といわれた元親方が、党という組織の中でうまくやれるのか。

 各党こぞって有名人やタレント候補を担ぎ出す参院選では何でもありとはいえ、適性を見極めることも大事だ。いまのところ本人にその気はないらしいが、この人のことだから予測不能でもある。凡百の理解を超えた自分勝手な言動こそ、実は政治家にピッタリだったりして…。(今村忠)