2018.9.4 05:00

【甘口辛口】広島以外はすべて借金生活…勝率5割に満たないならCS返上も

【甘口辛口】

広島以外はすべて借金生活…勝率5割に満たないならCS返上も

広島・緒方監督

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 ■9月4日 セ・リーグの勝敗表を何気なしに見て「おやっ」と思った。勝率5割以上は広島だけで、2位のヤクルト以下はすべて借金生活になった。9月以降、両リーグで首位のみ5割以上は1971年9月13日のセで、巨人以外の5球団が5割未満になって以来47年ぶりの珍事とか。このときは2位と10ゲーム差だった。

 現在、V3へマジック13の首位広島と2位ヤクルトの差はなんと14ゲーム。春はエンゼルス・大谷の二刀流に沸き、サッカーW杯での日本代表の快進撃が話題をさらった後は甲子園の金足農旋風…。おかげで今季はずっと脇役に甘んじていた感じのプロ野球は、秋風が吹いてふと気がつけばセがこの体たらくだ。

 投打ともに層の厚い広島の安定した強さに加え、交流戦ではパの前に5割以下にたたき落とされ借金が上乗せされるチームが多いのがセだ。それが2016年は2位とのゲーム差17・5、昨年が10、そして今年は現在14という広島圧勝の背景になっている。デッドヒートがあってこそ輝く“V3”だけに5球団の責任は重い。

 昨年のクライマックスシリーズ(CS)では、セ3位のDeNAが勢いに乗った“お祭り野球”で阪神、広島を撃破して日本シリーズに進出した。終盤追い上げた公式戦の勝率は一応5割以上(・529)だった。もし、このまま2、3位も5割未満で終わったらCSは本当にやる意味があるのか。

 CS主催球団の収入は1試合で1億円以上とか。おいそれとやめられないのはわかるが、5割にも満たないチームが出てきて「クライマックス」もないだろう。CSをなくさないのなら、5割未満で「返上」するくらいの覚悟を見せてもらいたいものだ。 (今村忠)