2018.8.26 05:00

【甘口辛口】NFL、危険なプレーを防ぐ新ルールが話題に…プレシーズンゲームでは混乱も

【甘口辛口】

NFL、危険なプレーを防ぐ新ルールが話題に…プレシーズンゲームでは混乱も

 ■8月26日 関西学生アメリカンフットボールの1部リーグが24日に開幕した。一方で関東1部「トップ8」は昨年優勝の日大が危険タックル問題で出場資格停止処分となり、7校によるリーグ戦が9月1日に始まる。日大はすでに今季の8位と来季の下位リーグ降格が決定。少なくとも2年間、関東代表として甲子園ボウルへ続く全日本大学選手権に出場できる可能性はない。

 9月6日に開幕するアメフットの米プロリーグ、NFLでも今、危険なプレーを防ぐ新ルールが話題を独占している。今季から攻撃、守備を問わず、ヘルメットの頭頂部を向けて相手と接触しようとしたり、接触した場合は反則。15ヤードの罰退か、相手が無防備なら退場や出場資格剥奪もある。

 この競技で、いかに肉体を鍛えても防げないのが脳振とうだ。NFLではこれまで全試合に専門医を派遣し疑わしい選手は試合から除外してきたが、2016年から17年のシーズンで脳振とうと診断されたケースが243回から281回へ増え、抜本的対策が必要と判断された。

 最もスリリングなキックオフのルールも安全な方向へ変わった。キックする側のキッカー以外の選手は助走禁止。エンドゾーンに蹴り込むと自動的にタッチバック(自陣25ヤードから攻撃開始)になり、リターン禁止。スピードと迫力はいささか減るだろう。

 頭を下げたタックルやブロックが全部駄目になり、8月のプレシーズンゲームは混乱も見られた。22日に競技委員会が話し合い、偶然の接触はセーフにすると決めたそうだ。開幕まで残り2週間。安全と、迫力と。最高峰のコンタクトスポーツがどう変わるのか、注目している。  (親谷誠司)