2018.8.21 12:00(1/2ページ)

深海高級魚を手軽に 半夜ムツ最高!ターム終盤戦、キロ超を狙え

深海高級魚を手軽に 半夜ムツ最高!ターム終盤戦、キロ超を狙え

真っ暗な海から上がってきた高級魚のムツにほれぼれ=東伊豆・網代南沖~初島沖

真っ暗な海から上がってきた高級魚のムツにほれぼれ=東伊豆・網代南沖~初島沖【拡大】

 炎天下に釣りはちょっと、と二の足を踏んでしまう人に、うってつけの釣り物がある。7月中旬から始まった東伊豆の半夜釣りのムツだ。静岡県熱海市・網代『つちそう丸』では、開催中の「サンスポフィッシング・チャレンジ2018」のターム大会がいよいよ終盤へ。最大型1尾の重量制でトップは現時点でジャスト1000グラム。状況を探ろうと急行した。

 夕暮れの中、3本バリの胴突き仕掛けをそっと沈めた。網代南沖の水深100メートル前後。「底から1~8メートルまで誘って。底にオモリを置きっぱなしだと根掛かりしますからね。どうぞ」と土屋旬船長から開始の合図だ。

 着底してすぐリールを巻き、1メートルタナを切る。海面付近から頭上まで竿を立てゆっくりきき上げながら探りを入れて8メートル上まで誘う。隣の柴田伸幸さん(51、横浜市)が「食ったよ。サバかな」と電動リールのスイッチを入れた。上がってきたのは大アジ。私もアタったが、途中でバラした。再投入。着底と同時にソフトなアタリ。きき合わせる。掛かった。抵抗はあまりない。銀色の魚体が見えた。「ギンメダイですね」と柴田さん。キンメならぬギンメ? 釣れないより良しだ。

 「左舷で型が出ましたよ。いい反応が出てますから」と船長。見に行くと約33センチのムツだった。釣り座に戻り、2、3回竿を揺すって待つ。クンッと竿先が戻るようなアタリ。食い込まないので再び2、3回揺すり、きき上げる。ググーンと竿がお辞儀した。小刻みに引く。時に魚が首を振っているような暴れ方を見せる。仕掛けを手繰ると黄金色の魚が。「よしっ、本命だ」。35センチ、535グラムの良型だ。

 その後何かしらアタリはあるものの、本命のアタリから遠ざかり、初島沖へ。「水深80メートル。タナは底から2~3メートル」。誘いながらタナを探り、置き竿にした。竿先が底を叩くような動き。3メートルタナを切ったはずなのに? 竿を持ち上げると、ズドンと重みを感じた後、ガツガツと引き込んだ。「ムツ確定だな」。やや高速で巻く。ハリが緩まないように素早く手繰り、同型を手にした。

 後が続かず移動するたびに誰かにヒットする展開。結局、ムツ3尾、ギンメダイ、大アジ、サバ、沖メバルと多様なゲストに満足。ムツといえば深海のイメージだが、この釣りは100メートルを切る。手軽に深海高級魚を物にできる最高の釣りではないか。 (APC・小菅義弘)

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