2018.8.16 05:00

【甘口辛口】帝京大に連勝の明大、「今年こそ」の繰り返しで辛抱したファンにも待ち遠しい秋になりそう

【甘口辛口】

帝京大に連勝の明大、「今年こそ」の繰り返しで辛抱したファンにも待ち遠しい秋になりそう

 ■8月16日 そろそろ菅平(長野)ではラグビー夏合宿で集結した大学チームのオープン戦が…と、思った途端「明大が帝京大に連勝!!」という15日付の小紙の記事が目を引いた。明大が大学選手権9連覇中の帝京大に21-19で逆転勝ち。4月の関東春季大会も17-14で明大が勝っており連勝というわけだ。

 両校は1月の大学選手権決勝で対戦し21-20で帝京大が辛勝。ラグビーでは珍しく3点差以内が3試合続いた。力はほぼ互角。強いていえば対抗戦、大学選手権に向け明大がやや優位に立ったといったところか。1996年度以来、22季ぶりの大学日本一へ着々と前に進んでいる。

 サントリーのチームディレクターを経て昨季はヘッドコーチを務め、今季昇格した42歳の田中澄憲監督(元日本代表SH)の手腕が大きい。サントリー、日本代表でヘッドコーチだったエディー・ジョーンズ氏直伝のトップレベルの練習方法も取り入れた。前任の丹羽雅彦監督が部員勧誘などマネジメント面で手腕を発揮した後の就任で強化の流れもスムーズだった。

 「いい選手はみんな明治に行ってしまう」と帝京大・岩出雅之監督は嘆く。今年の入試でも12年連続で志願者が10万人を突破するなど最近の明大人気は高い。「明治ブランドにひかれいい素材が集まるが、のんびりして気持ちの弱い部分もある。勝とうという意識を植え付け覚醒させているのが田中監督」と関係者。

 先月末、トップリーグの日野との練習試合で7-21と善戦した後「自信を持て。この流れで菅平の帝京戦は勝ちに行く」と選手を鼓舞し、その通りに勝った。「今年こそ」の繰り返しで21年も辛抱した明大ファンには待ち遠しい秋になりそうだ。 (今村忠)