2018.7.29 05:00

【甘口辛口】クイーンのギタリスト、ブライアン・メイの思わぬ活動 小惑星リュウグウの立体視写真を製作

【甘口辛口】

クイーンのギタリスト、ブライアン・メイの思わぬ活動 小惑星リュウグウの立体視写真を製作

 ■7月29日 英ロックバンド、クイーンの結成から1985年の「ライブ・エイド」出演までを描く伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」が11月9日に日本公開される。バンドの顔だったボーカルのフレディ・マーキュリーは亡くなったが、ギターのブライアン・メイとドラムのロジャー・テイラーが音楽プロデューサーを務める。

 中学に入って洋楽に触れ始めた頃にはビートルズが解散していた小欄らの世代にとって、キッス、エアロスミスと並ぶ「ロックの御三家」がクイーンである。きらびやかで壮大な数々の名曲。71歳の今も音楽活動を続けるバンドの中心メンバー、メイの名前を、最近思わぬところで目にした。

 6月末、小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウに接近して送ってきた写真にメイが絶賛のツイートをし、今月4日には宇宙航空研究開発機構(JAXA)の依頼に応じてリュウグウの立体視写真を自ら製作。画像はメイのツイッターやJAXAホームページで見ることができる。

 メイは理系大学として世界トップクラスであるロンドンのインペリアル・カレッジと大学院で宇宙工学を専攻。35年後の2007年に研究を再開して天体物理学の博士号を得た。はやぶさ2の大きな目的の一つに、将来起こりうる小惑星の地球衝突回避に向けたデータ蓄積があるが、メイも「アステロイド(小惑星)・デイ」という同様の活動に携わっている。

 映画が公開される頃には、はやぶさ2からの探査用ローバ(探査車)がリュウグウ表面に降りたっているだろう。豪雨、猛暑、台風。空を見上げることの多かった7月が終わる。台風の被害がないことを祈りながら、雲の上はるか彼方の宇宙を、ふと思う。(親谷誠司)