2018.7.22 05:00

【甘口辛口】グリズリーズとツーウェー契約の渡辺雄太、日本人2人目のNBAプレーヤーへ前進

【甘口辛口】

グリズリーズとツーウェー契約の渡辺雄太、日本人2人目のNBAプレーヤーへ前進

今月6日、NBAサマーリーグに出場した際の渡辺。夢のNBAに一歩近づいた(AP)

今月6日、NBAサマーリーグに出場した際の渡辺。夢のNBAに一歩近づいた(AP)【拡大】

 ■7月22日 バスケットボール男子で待望のビッグニュースが飛び込んできた。最高峰の米NBA入りを目指す23歳の渡辺雄太=米ジョージワシントン大卒=が、テネシー州メンフィスに本拠を置くNBAグリズリーズと「ツーウエー契約」を結んだことが発表された。

 ツーウエー契約は各チーム15人のロースターに加え、2人設定できる「16、17番目の選手」。下部リーグでプレーしながら最大45日間NBA昇格が可能で、活躍しだいで正式契約を勝ち取れる可能性もある。身長2メートル03でガードもフォワードもでき、守備能力が高い渡辺は“1軍”に何かあればすぐ代役が務まるだろう。

 香川・尽誠学園高からジョージワシントン大に進み、4年時はキャプテン。所属するA10カンファレンスの最優秀守備選手に選ばれた。今年5月に卒業後、ドラフト指名は逃したがNBA各球団のワークアウトに参加。今月ラスベガスで開催された、出番のない若手やドラフト漏れ選手らによる「サマーリーグ」での活躍は出色だった。

 ネッツの一員として5試合で平均9・4得点、4・2リバウンド、1・6ブロック。最初の3試合はベンチスタートだったが、3戦目のティンバーウルブズ戦で3点シュートを4本決めるなど14得点。何とかアピールしようと個人プレーに走る選手が多い中、献身的な守備も評価されて後半2試合はスタメンだった。

 「攻撃では協調性がありプレー選択が正確。守備では体を張り、どんな相手でも安心して使える」とはコーチの話。2004年の田臥勇太(サンズ)に続き、NBAでプレーする2人目の日本人へ。彼の夢はファンの夢でもある。ワクワクが止らない。 (親谷誠司)