2018.7.17 05:00

【甘口辛口】3点差でも「絶対にあきらめない」クロアチア…日本が学ぶべきメンタリティ

【甘口辛口】

3点差でも「絶対にあきらめない」クロアチア…日本が学ぶべきメンタリティ

 ■7月17日 オウンゴールにVAR判定、ピッチ乱入にGKの凡ミス…。いろいろあってW杯ロシア大会のフランス-クロアチアの決勝は面白かった。勝ったのはフランスでも7割方クロアチアが押していた。「僕らは勇敢に戦ったが、不運とひどい判定で大きなビハインドを背負った」というクロアチアの“心臓”モドリッチの言葉が胸に響く。

 前半18分、フランス・グリーズマンのFKが味方の頭に当たりオウンゴール。38分にはフランスのCKがVAR判定でPKと判定された。「クロアチア選手の手に当たりハンドはハンドだが、直接得点に絡むようなプレーでなく、以前なら間違いなく審判は流していたろう」と専門家。

 後半フランスはポグバ、エムバペという“飛び道具”で2点を加えたが、クロアチアは1-4の3点差になってもあきらめなかった。24分、フランスのバックパスをFWの一人が猛然と追いかけ「まさか本気でこないだろう」と、軽く処理しようとしたGKの足元からボールを奪ってゴール。あきらめないクロアチアの象徴的シーンだった。

 「祭り」は終わった。思えば日本の1次リーグでのコロンビア撃破や、ポーランド戦の最後15分間のパス回しなど遠い昔のできごとのようだ。決勝トーナメント1回戦で逆転負けしたベルギーは優勝したフランスを苦しめ、3位決定戦でイングランドに勝った。間接的に日本が置かれたポジションもほの見えて意義ある大会になった。

 代表の新監督には森保一氏の就任が最有力視されている。決勝トーナメントで3試合連続、延長120分を戦い抜いた「絶対にあきらめない」クロアチアのメンタリティーこそ、日本は学ぶべきではないか。 (今村忠)