2018.7.13 12:00

イサキ3尾の重量制、武田さん1472グラムでV

イサキ3尾の重量制、武田さん1472グラムでV

武田文男さん

武田文男さん【拡大】

 「サンスポフィッシング・チャレンジ2018」のワンデー・外房地区大会が8日、8軒の船宿から9隻113人が参加して開催された。大型イサキ3尾の重量で争われ、『太平丸』の武田文男さん(58、千葉県長南町)が1472グラムをマークして優勝。ボーナス船制度からは、『美法丸』の井上真一さん(38、茂原市)が勝ち上がり、揃って11月開催予定の「チャンピオンシップ(CS)」出場権を獲得した。

 大会前夜の船長会議で、厳しい意見が出た。南西強風の日が続いたため、潮温が20度以下に低下。イサキの反応はあるものの、活性は低いという。検量対象の3尾のうち、38センチ以上の大型を1尾、または33~35センチを2尾含むことが入賞条件との予想が上がった。

 大会当日は、太陽がギラギラ照りつける夏日。多くの船が集まった海中公園沖の表層潮温は22度まで上昇したが、イサキが生息する宙層は20度以下。それでも予想より活性は高く、3尾以上釣ったのは102人。90%以上が規定をクリアした。ただ、本検量に持ち込まれるイサキの型は決定打に欠いていた。

 そんな中、武田さんが38センチのビッグを持って登場。周囲から「大きい」「これで決まりかな」と声が出た。残る2尾も35、34センチと良型を揃えて1472グラム。入賞条件の両方を達成して、2位に201グラム差の圧勝劇。表彰式で数字が発表されると、どよめきが起きた。

 武田さんは、『太平丸』に20年以上通う常連。「今、カモシ釣りのマダイがメイン。イサキは久々なんで、とりあえず3尾釣って検量できることを目指しました」と打ち明ける。朝の内は全くダメだったが、隣がたまたま昨年の覇者で、“釣り師匠”の森本正二さん(71、柏市)。タナ取りなど指導してもらったおかげで、後半から良型が揃ったという。

 初優勝について、「想像もしていなかった。テクニックもコツもない。みんなのおかげです」と謙虚さを忘れない。「カミさんも新鮮な魚が好きだから、釣りに行っても文句を言わない。見放されているのかな」と話すと、聞いていた常連からは賛同の声が上がった。

 晴天の太平洋を舞台にした外房大会は、『太平丸』が制して閉幕した。これで今年のワンデー7大会は全て終了。これからも続くターム大会の覇者も加わって、11月開催予定のCSへ。猛者たちがグランドチャンピオンを目指す。

総合優勝=武田文男さん「イサキ釣りは、2年前のこの大会以来。隣の森本さんが指導してくれたので、大きいのが釣れました。私は19尾でしたが、森本さんは37尾。まだまだ数では勝てません。『太平丸』は船長の人柄もいいし、腕前も信頼しています。優勝できたのは、2人のおかげですね。今晩は刺し身や塩焼きで祝杯を上げますが、釣った人の責任なんで自分で料理しますよ。CSは参加できるだけで十分。『太平丸』の代表として、ベストを尽くします」

船頭賞=大野俊広船長「賞を取れるなんて想像していなかったからビックリ。連覇できたのは、お客さんのおかげです。前日に他の船長にイサキの現状を聞いて、正直厳しいと思っていました。きょうは、ずっと海中公園沖。1流しに1回、多い人で2回上がる程度。そんな中、釣ってくれたお客さんに感謝しかありません。武田さんは一年を通して来てくれる腕達者。引き出しが多いので、CSはどんな釣り物でも大丈夫でしょう」

 ★サンスポ賞

 外道1尾の重量で競われ、『太平丸』の藤井英之さん(50、野田市)が903グラムのメジナを釣って、獲得した。

 「メジナは最後の最後に釣れました。35センチです。掛かったときは、大型のイサキだと思って慎重にやりとりしました。ハリスは1・5号。ドラグをがっつり緩めて10メートルぐらい引っ張りましたから。メジナでがっかりだったけど賞がもらえてうれしい。報われました。本命のイサキは15尾釣って、3尾の重量は932グラム。このメジナがイサキだったら一発優勝でしたね(笑)」

 ★井上さん天国の2人から贈り物

 CS出場権を獲得できるボーナス船制度は、プロ野球のドラフト会議と同様のクジ引きで決定。総合優勝者を出した『太平丸』以外の船長8人が抽選に臨み、『美法丸』の吉野純一船長が「権利あり」の紙入り封筒を引き当てた。その結果、同船の船別1位、井上真一さんがCS出場権を獲得した。

井上真一さん「優勝を狙っていたので、総合4位で残念だったけど、まさかまさか船長が当たりを引いてくれるとは。『美法丸』には6、7年前から通い、大会にも参加しています。3年前の総合優勝者の皆川博さんの釣り仲間で、釣りの前日に一緒に泊まってよく飲みました。皆川さんはCSに出られず亡くなり、今年4月に私の父も亡くなった。このCS出場権は2人からのプレゼントかな。CSはなんとか頑張ります」

吉野純一船長「クジ運は悪い方です。それが最後に引いたおかげか、残り物に福がありました。井上さんはまじめに釣る人だから、CSもぜひ頑張ってほしい」

 表彰式では恒例のお楽しみ抽選会が開かれた。地元の協賛8社42人分に加え、参加船宿などから豪華賞品が抽選でプレゼントされた。

 ★カミさん孝行に 星保さん

 勝浦ホテル三日月のスパ アクアパレス入館招待ペアチケット(5組分提供)を獲得した『小沢丸』の星保さん(51、中野区)は「初めての大会でしたが、アタリも多くて楽しかったです。このチケットは、カミさん連れて行きますよ。たまには孝行しなきゃね」。奥さん孝行、しっかり点数を稼いでくださいね。

 ★血抜きし後悔・・・ 関口洋一さん

 ステーキハウスろまん亭の1000円分のお食事券(5人分提供)が当たった『鈴丸』の関口洋一さん(48、横浜市)は、「初めての大会でしたけど、釣り座が大ドモだったのでノンビリできました。釣れたメジナがもう少しでサンスポ賞。血抜きしなければよかった」。釣った魚はおいしく頂くのが一番!

 ★結局高くつく 鈴木利夫さん

 旬彩厨房 喰家の3000円分の食事券(2人分提供)が当たったのは、『義丸』の鈴木利夫さん(58、狭山市)。「なぜか大会になると釣れない。この前は規定の50尾が簡単に釣れたのに。せっかく当たったから、この店に行こうかな。そして券以上の飲み食いをして結局高くつくんだ(笑)」。とてもお得な券ですよ~。

 ★サザエにニンマリ、養殖して増やす!? 波多江由典さん

 いわせの海産物(2人分提供)を射止めたのは、『不動丸』1号船の波多江由典さん(47、西東京市)。「いや~、いいやつが当たりました。魚よりうれしいかも。サザエですよね。塩水に入れて、養殖して増やしてから食べることにします(笑)」。ホントに養殖に成功したら、ずっと食べ続けられる!?

 ★ビール券大歓迎 佐々木英俊さん

 お食事処 ゆーとぴあの生ビールサービス券(3人利用、5組分提供)をゲットした『寿々木丸』の佐々木英俊さん(52、川口市)は「イサキ釣りは好きです。アタリは多いし引きもよい。何より食べておいしいから。お酒も大好きなのでこのビール券は大歓迎です」。ビールが最高の季節ですね。

 ★運だけはある!! 飯島昇さん

 ヤンマー舶用システムの雑貨詰め合わせ(10人分提供)をプレゼントされた『太平丸』の飯島昇さん(67、印西市)は、「日頃から『太平丸』一筋です。他には乗りません。大会も毎回参加してますよ。毎年抽選会では何かしら当たるんですよ。釣りはダメだけど、そういう運だけはあるみたい」。そんな運でもうらやましい~。

 ★当たってビックリ 五十嵐誠さん

 スナック マキの3000円分割引券(3人分提供)が舞い込んだ五十嵐誠さん(56、葛飾区)は『寿々木丸』の常連。「大会は出たことがなかったけど、一度出てみようって仲間3人と来ました。釣果は難しかったけど、仲間全員に賞品が当たってビックリ。いい記念になりました」。お土産はしっかり確保でした。

 ★毎年楽しんでる 古川瀧一さん

 おさかな処 さわの1000円分の食事券(10人分提供)が当たったのは、『美法丸』の古川瀧一さん(68、鎌倉市)。「この大会は毎年常連さんたちが集まるんですよ。久しぶりに会う人もいたりして、前日の晩から楽しんでますよ。釣果よりそっちの方が楽しみかも。今度はこの店に行こうかな」。大会の本命は前夜祭?

 【サンスポフィッシング・チャレンジ2018】

 【主催】サンケイスポーツ、サンスポ推薦船宿会

 【後援】産経新聞、フジサンケイビジネスアイ、夕刊フジ、フジテレビ、ニッポン放送

 【協賛】マルキユー株式会社、ハピソン、ぎょさん

 【特別協力】ハヤブサ

 【協力】パラオ政府観光局

  • 大野俊広船長
  • 藤井英之さん
  • 井上真一さん
  • 星保さん
  • 関口洋一さん
  • 鈴木利夫さん
  • 波多江由典さん
  • 佐々木英俊さん
  • 飯島昇さん
  • 五十嵐誠さん
  • 古川瀧一さん
  • 炎天下、参加者らはヒートアップした