2018.6.30 05:00

【甘口辛口】ポーランド戦のような弱腰はもう見たくない サッカー日本代表、決勝Tはスカッと晴れた夏空のような勝利を!

【甘口辛口】

ポーランド戦のような弱腰はもう見たくない サッカー日本代表、決勝Tはスカッと晴れた夏空のような勝利を!

試合終盤にボール回しで時間を稼ぐ日本。スタンドのファンもぼう然と見つめた(共同)

試合終盤にボール回しで時間を稼ぐ日本。スタンドのファンもぼう然と見つめた(共同)【拡大】

 ■6月30日 梅雨空のように、どんよりした結果だった。試合に負けたのに、決勝トーナメント(T)進出を果たしたサッカー日本代表である。後半最後の10分はまるで、仲間うちのダラダラしたパス練習を見ているよう。今大会初勝利のほしいポーランドの思惑と、セネガルの追随を許さなかったコロンビアの底力に救われた。

 もやもやしたまま寝て起きた29日朝、東京の空は晴れて真夏のような暑さ。いや、すでに真夏と知った。気象庁の発表によると、関東甲信が梅雨明けしたとみられ、6月の梅雨明けは統計史上初めてという。風流を気取るつもりはないが、「今年のアジサイは枯れるのが早いな」と思っていた矢先だった。

 日本代表をめぐっては、筆者のように「勇敢な戦いぶりはどこへ行った!」と憤慨しているおっさんもいれば、「いや、決勝Tにいくには仕方なかった」と擁護する意見もある。まさに賛否両論。日本時間7月2日深夜にキックオフとなる強豪ベルギー戦まで、ちまたは精神論と戦術論でカンカンガクガクとなることだろう。

 いずれにせよ、決勝Tは前後半で決着がつかなければ延長戦、それでも同点ならPK戦となり、点を入れなければ勝てない。ポーランド戦のような弱腰はもう見たくない。あくまでゴールを目指すどん欲なハングリー精神で、スカッと晴れた夏空のような勝利を期待したい。

 ベストセラー「九十歳。何がめでたい」で知られる作家、佐藤愛子さんも、「わが教育」というエッセーでこう書いている。「この、ばあさんも気迫をもって損得を超越してきた。人生において大切なものは何か! 情熱です。気迫です!」。日本代表よ、愛子さんに負けるな。 (森岡真一郎)