2018.6.26 05:00

【甘口辛口】致命的ミスのGK川島はポーランド戦では目立たぬように勝利に貢献できるか

【甘口辛口】

致命的ミスのGK川島はポーランド戦では目立たぬように勝利に貢献できるか

セネガルのFWマネに先制点を許した川島(中央)

セネガルのFWマネに先制点を許した川島(中央)【拡大】

 ■6月26日 孤独でつねに受け身、たった一つのミスが失点に直結することも多い。サッカーのゴールキーパー(GK)ほど「因果な商売はない」と言われる。後ろから指示する立場で人間的に軽いと説得力がない。「キーパーは私生活からキーパーであるべきとストイックで、飲み会でもバカはしないものだ」とGK出身の専門家は話す。

 日本の“守護神”川島はいかにもという雰囲気を醸し出すGKだが、日本代表史上最年長の35歳で衰えも隠せない。初戦のコロンビア戦では緩く転がるシュートをはじき出さずに捕球にいって失点し、24日のセネガル戦ではシュートを不用意に両手でパンチングし、飛び込んできたFWマネに難なくゴールを決められた。

 定石通り覆いかぶさるように捕球すれば何のことはなかっただけに、「ネコパンチ」「グータッチ」などとネット上では散々。GK以外なら多少のミスは見逃されてもGKはそうはいかない。16強進出をかける28日のポーランド戦に向け「川島は代えろ」との声も強いようだ。

 他の監督なら2戦目で代えたかもしれない。しかし、GKを含め「勝ったらメンバーをいじらない。そこがブレのない西野監督のすごいところ」と前出の専門家。「1対1」にこだわったハリルホジッチ前監督が無視した「組織と勤勉さ」という昔ながらの日本の長所を前面に出し、好結果につなげているのが「西野ジャパン」でもある。

 短期決戦でGKを外すのは「使えない」と烙印(らくいん)を押すようなもので、チームの士気にも影響するという。GKは守勢で苦しい試合のときこそ目立つもの。ポーランド戦はGKが目立たないまま、気持ちよく16強進出といきたい。 (今村忠)