2018.6.17 05:00

【甘口辛口】1ゴールごとに空気が変わる! スペイン-ポルトガルで感じたリアルタイム観戦の醍醐味

【甘口辛口】

1ゴールごとに空気が変わる! スペイン-ポルトガルで感じたリアルタイム観戦の醍醐味

同点ゴールがハットトリックとなり、喜ぶポルトガル代表のC・ロナウド

同点ゴールがハットトリックとなり、喜ぶポルトガル代表のC・ロナウド【拡大】

 ■6月17日 大会序盤から大変な試合を見せてくれた。圧巻の打ち合いとなったスペイン-ポルトガル戦。ハットトリックのC・ロナウド(ポルトガル)はもちろん、スペインの3ゴールも見事。1ゴールごとに場内の空気が変わるのが伝わり、改めて観戦はリアルタイムに限ると思った。

 小欄がW杯のハットトリックで思い出すのは1982年スペイン大会だ。2次リーグC組は、抽選のいたずらでブラジル、イタリア、アルゼンチンという、ものすごい組み合わせになった。イタリアが2-1で、ブラジルも3-1でアルゼンチンに勝ち、勝った方が4強入りする大一番で、それは生まれた。

 同大会のブラジルはジーコ、ソクラテス、ファルカン、トニーニョ・セレーゾが「黄金の中盤」を形成。ニュージーランド戦でのジーコの華麗なボレーシュートなど4試合で13得点をあげ、大会前半の話題はブラジル一色。小欄などは、ほとんど優勝するものと思って見ていた。

 結果はご存じのようにFWロッシのハットトリックでイタリアが3-2で勝ち、勢いに乗って初優勝する。得点者はロッシ、ソクラテス、ロッシ、ファルカン、そしてロッシ。振り返れば、後半29分にロッシがこぼれ球を押し込むまで100%ブラジルが勝つと信じて疑わなかったものだ。

 当時ロッシは賭博関与の疑いで2年間の出場停止が明けたばかり。そんな“悪役”がV候補を粉砕し、準決勝、決勝でも計3点をあげて得点王に輝く。さて、華々しく幕を開けた今大会のC・ロナウドを待つのは、どんな物語だろう。そしてわが日本代表の命運は。見ようと思えば見られる微妙な時差を恨みつつ、眠れない夜が続く。 (親谷誠司)