2018.6.1 05:00

【甘口辛口】西野Jには本番まで「これで大丈夫なのか」という思いを払拭してほしい

【甘口辛口】

西野Jには本番まで「これで大丈夫なのか」という思いを払拭してほしい

W杯ロシア大会のメンバー発表会見に臨む日本代表の西野監督=東京都港区のホテル(撮影・吉澤良太)

W杯ロシア大会のメンバー発表会見に臨む日本代表の西野監督=東京都港区のホテル(撮影・吉澤良太)【拡大】

 ■6月1日 サッカー、ラグビー、アメリカンフットボール。後ろの2競技はサッカーに端を発したものなので、いわば「フットボール3兄弟」。次男のラグビーが大西洋を渡り、北米大陸でヘルメットをかぶるスポーツに変化した三男による悪質タックル問題のせいで、本来ならもっと話題になっていいはずの長男が陰に隠れてしまった。長男と次男は、三男の不祥事に苦虫をかみつぶしていたのではないか。

 日大アメフット部の問題は、関東学生連盟が先月29日に内田前監督と井上前コーチを除名処分にしたことで一定の区切りがついた。サッカーはその翌日から国際親善試合のガーナ戦、W杯日本代表メンバー発表と大きなイベントが続いたので、長男は胸をなで下ろしたことだろう。

 W杯ロシア大会の開幕まで2週間を切って、なんとか通常のW杯モードになった感じだが、西野監督の初陣だったガーナ戦は…。いろいろなことを試したようだが、素人目には得点を挙げられず0-2で敗れたので盛り上がらない試合だった。同日深夜に行われた錦織の全仏オープンテニスの方が手に汗握る接戦だけに見応えがあった。

 壮行試合の評価は専門家に任せるが、対戦したガーナの監督は「W杯という大きな大会を前に、負けておいた方がいいこともある」。その通りになることもあるが、同情されているようで恥ずかしい。

 昨日発表された日本代表メンバーは、ガーナ戦のベンチ入り26人から3人を引いた23人。サプライズはなかった。「これで本番は大丈夫なのか」という国民の心配を、開幕までに少しでも拭ってほしい。来年は次男のW杯が国内で開催される。今は長男のW杯での奮起を期待するしかない。 (鈴木学)