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アカムツ、好スタート! 刺し身、炙り、煮付け…どんな料理でも激ウマ

アカムツ、好スタート! 刺し身、炙り、煮付け…どんな料理でも激ウマ

この日最大の43センチのアカムツ。脂の乗りも申し分なし=茨城・波崎沖

この日最大の43センチのアカムツ。脂の乗りも申し分なし=茨城・波崎沖【拡大】

 超の付く高級魚が釣れている。中深場で輝くルビー、アカムツだ。2月中旬にスタートし、2桁の大釣りも出ている。ノドグロともいわれ、脂が乗ったその身は口の中でとろける。刺し身、炙り、煮付け、どんな料理でも激ウマだ。その味を楽しみたいがため、通う釣り人も少なくない。希少な高級魚を堪能したく、茨城県神栖市・波崎『仁徳丸』へ向かった。

 薄暗い中、13人のアカムツファンを乗せて岸払い。「2時間ほど走ります」と三橋正幸船長。さすが高級魚、そこらにはいない。水深270メートルのポイントに着くと、夜はすっかり明けている。餌はホタルイカとサバ切り身の抱き合わせ。イカは目と目の間にハリを刺し、筒部分を抜いて肝とゲソだけにすると集魚効果がある。オモリをちょい投げしてスタート。218メートルで糸が止まった。正体はサバ。餌に使えるのでキープする。

 少し浅い250メートルに移動。底で待つがタナはどんどん変化する。餌が底付近で漂うよう、スプールを押さえながら糸を送る。反対側の舷では佐藤正則さん(62、足立区)が35センチのアカムツをゲットし「早々と釣れると安心だね」と満足げだ。

 少し間を置いて、ハイライトがやってきた。右舷大ドモの岡野和夫さん(71、習志野市)は、なんと本命のダブル。「今年3回目だけど、ダブルはめったにない」とうれしそう。これを皮切りに、あちこちで6尾のルビーが“発掘”された。

 「カケ上がりに魚が付いているから底をキープして」と船長。次の流しでもダブルが出現するが、私一人蚊帳の外。誘い過ぎているのか。釣れている人は、置き竿でも食わせている。底をキープしたまま動かさず我慢していると、小さなアタリ。半信半疑できき上げると、微妙な引き込みだ。電動のスイッチをオン。ほとんど抵抗がない。60メートルまで来たとき、ようやく抵抗を見せた。「バレるな」と念じながら巻き上げると赤い影がぼんやり。感激の31センチのアカムツだ。アタリの出方が少し分かり、今度はサイズアップしたクロムツが上がった。ここから勝負だと意気込んだが、納竿時間となった。

 取材前の春の嵐の影響で底荒れ気味にもかかわらず、トップ6尾で船中22尾と食いは活発。クロムツやユメカサゴ(沖カサゴ)などおいしいゲストも顔を見せてくれた。絶品のアカムツは今がチャンスだ。 (APC・小菅義弘)

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  • なかなか見られないアカムツのダブル
  • その味に魅せられた釣り人が竿を握る
  • ここでバレたら泣くに泣けない。玉網で慎重に
  • 当日の仕掛け