2018.1.4 12:00

【竿々学々】東京湾口・洲崎沖の沖メバル好調!味のいいトゴットメバル

【竿々学々】

東京湾口・洲崎沖の沖メバル好調!味のいいトゴットメバル

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竿々学々

 ――師匠、房総半島の突端、洲崎沖で沖メバルが釣れていると聞いたんですが、それってウスメバルですか。

 「いいや、トゴットメバルだ。確かに沖メバルといえば、今ではほぼ全国区にウスメバルが中心だが、ここだけはトゴットメバルが中心だ」

 ――トゴットメバルってあのオレンジ色のきれいな黒い縞模様の少し小型のメバルですよね。

 「おお、よく知っているな。その通りだ。もう30年以上も前になるが、内房の勝山港の船宿が毎年のように沖メバルの乗合船を出していた。その時の沖メバルは100パーセント、トゴットメバルだった。つまり、その頃は、沖メバルといえばウスメバルではなく、トゴットメバルが中心だったわけだ」

 ――でも、勝山港で沖メバルの船なんか出ていませんよね。

 「ああ、その通りだ。いつの頃からだったかハッキリ覚えてはいないんだが、釣れるトゴットメバルのサイズが徐々に小さくなり、そのうち、金魚鉢で泳いでしまうようなサイズまで釣れるようになって乗合船が出なくなってしまった」

 ――それって、乱獲のせいですか。

 「そうかもしれんな。10本バリ、15本バリのサビキ仕掛けで1度に10匹以上掛かってくることもあって、いいわいいわで釣っていたからな」

 ――沖メバルは根に付く魚ですよね。

 「ああ、居付きと回遊性のモノと2種いるが、勝山沖のトゴットメバルは、居付きが中心だったからな」

 ――勝山港といえば、その昔はムシガレイの船も出していたって父に聞いたことがあった気がしますが…。

 「おお、その通りだ。今は後継ぎがいなくて廃業しちゃったなじみの船宿があったんだが、そこでは沖メバルとムシガレイの乗合船を“売り”にしている時期もあったからな」

 ――へえ~、そうなんですか。それで今、トゴットメバルを釣らせてくれる船宿さんは、師匠のお知り合いですか。

 「ああ、30年来の付き合いだ。今じゃ2代目が主人になっているが、洲崎港から沖メバルの乗合船を出している」

 ――釣り場は近いと聞いたんですが…。

 「ああ、港を出れば目と鼻の先で釣れる」

 ――実は私、トゴットメバルの煮付けが大好きなんですよ。父が釣ってきたのを食べてからすっかり好物になってしまったんです。

 「おお、俺もトゴットメバルの煮付けは大好きだ。しばらく食っていないから、釣ってきてごちそうしてくれ」

 ――分かりました。船長に電話しておいてくださいね。

 「おお、早速電話しておく」

 ――よろしくお願い致します。