2017.12.21 12:00

【竿々学々】伊豆の大型キンメ、ナギなら有望!2キロ級交じりで20匹超の釣果も

【竿々学々】

伊豆の大型キンメ、ナギなら有望!2キロ級交じりで20匹超の釣果も

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 ――師匠は、電動リールを使った釣りは嫌いでしたよね。

 「ああ、大嫌いだ。まあ、水深300メートル、400メートルと言った深海の釣りなら致し方ないとは思うが、基本的に俺はやらない」

 ――父からもその話は聞いています。その昔、電動リールはまだまだ一般的じゃなかった頃、伊豆のキンメダイ釣りを手巻きリールでやっていたって、聞きました。

 「おお、当時はPEラインなんてものもなく、テトロンラインがやっと普及し始めた頃だったからな。深海のキンメやアコウを狙うには、ウインチみたいな超大型リールが必要だった。何たって糸が太いから水深400メートルでも潮の流れが速い時なんかは700メートル位出ちまうんだから」

 ――それを手巻きでやっていたんですか。

 「ああ、その当時は、20本バリとか30本バリなんて仕掛けも使えたんで、3回もやれれば超ド級のクーラーボックスが満杯になる位釣れたからな。尤も俺がまだ20代だった頃の話だがな」

 ――師匠の口から深海釣りの話は出て来ませんものね。もう全然やる気はないんですか。

 「ああ、元々深海釣りは漁の要素が強い感じがあって好きじゃなかったからな。釣り記者時代に仕事で何回かやったが、あまり面白いと思ったことはなかったしな。ましてやボタンを押して魚が上がって来るのを待っているなんてのは、釣りじゃないよ」

 ――でも、キンメダイは美味しいですよね。

 「確かに美味いが、その頃はキンメの時期(基本的に冬)になると、あちらこちらの船宿さんが何十尾と送ってくれたものだから、ウチのカミさんなんかは、今やキンメダイは高級魚-と言っても全然ピンと来ないようだし、我が家では“冷遇”されている」

 ――父が言っていました。その昔、師匠から沢山キンメを頂いたって。

 「それで、今日は何なんだ」

 ――この間、下田須崎港の船宿さんが凄い釣果を上げたって聞いたもんですから…。

 「おお、流石父君、良くチェックしているな。13日に2キロ級交じりで18~30匹の爆釣があった。ここのところシケが多かったからな。それにしても凄い成績だよな」

 ――でしょう。だから、久し振りに行きませんかというお誘いです。父は『師匠は行かないよ』と言っていたんですが…。

 「父君は、いい電動リールを持っていらっしゃるし、日並みを見て2人で行って来いよ。釣れたら俺にも1匹分けてくれ。キンメの煮つけは美味いからな」

 ――分かりましたよ。釣れたらお裾分けしますよ。