2017.6.8 05:00

【甘口辛口】藍ちゃんとは対極にある47歳・鬼沢の“諦めの悪さ”

【甘口辛口】

藍ちゃんとは対極にある47歳・鬼沢の“諦めの悪さ”

■6月8日

 「藍ちゃんには、私みたいにしつこくやってほしかった」。そういって笑ったのは女子プロゴルファーの鬼沢信子(47)だ。現役引退を表明したスーパースター宮里藍(31)の国内最後の試合の可能性もある「サントリーレディス」(兵庫・六甲国際GC)が8日の開幕前から大きな関心を集める中、大ベテランの心境も複雑だ。

 2010年のニトリ・レディスで40歳にしてツアー初優勝。通算463試合目のスロー優勝記録で、04年の開幕戦に18歳262日の女子プロ最年少優勝記録を作った宮里とは“対極”ともいえる存在だ。「サントリー」には出場権がなく、7日は45歳以上のレジェンズツアー出場のため福岡にいた。

 「試合がなかったら私も見に行って、藍ちゃんと同じ空気を吸いプレーを脳裏に焼き付けたかった」。残念ながら宮里とは同じ組でラウンドしたことが一度もなかったが、顔が合えば年の差は関係なく気軽に話したという。「個人差はあるけどゴルファーは30代が一番脂が乗り切るのに、藍ちゃんは20代にきちゃったのかな」。

 ならば、40代後半の鬼沢はどうなの? 「私はまだまだこれから。男性だって40代から50代は男ざかりというでしょ。女性も、いろんな意味で40からよ」と意気盛ん。引退発表が大きな反響を呼んでも撤回する気は「今のところ1%もない」というのが宮里なら、引退が1%もないのが鬼沢だ。

 ゴルファーになる前は体格を生かして一時プロレスを志したとか。「藍ちゃんは一つの時代を築いた。私も両親からもらった頑丈な体をとことん生かしてやりきりたい」。女子プロ一のいい意味での“諦めの悪さ”で、もうひと花もふた花も咲かせてほしい。 (今村忠)