2015.2.22 05:00

【甘口辛口】2020年東京五輪へ…龍馬のような視野の広いリーダーは現れないものか

■2月22日

 同郷のよしみと俗に言うが、長年の知人のルーツがそうと知ると驚きもひとしおだ。私事で恐縮だが、北海道で生まれ育ち会社を経営する知人から先日、祖先は小欄の祖先と同じ高知県出身と知らされ感慨深かった。以前より親しみも沸いた。しかも幕末の志士、坂本龍馬の親類にあたる土佐藩士だったという。

 実は小欄も40年近く前、米国ドラマ「ルーツ」に刺激された父親に連れられ高知県へ。調べた結果、わが祖先も土佐藩士だった。龍馬は晩年、北海道の開拓に野望を抱いたといわれる。龍馬のおいが北海道に渡っており、小欄の知人はその親類にもあたるのかもしれない。

 そんな歴史のあやなす縁を身近に感じていた折、歌手の武田鉄矢が敬愛する龍馬を題材に講演会を開いた。主催は番組編成方針に「日本再発見」を掲げる文化放送。「出張出前おろし~龍馬外伝」として3月21日午後1時から同局で放送されるが、龍馬のすぐれた商才に迫った興味深い内容だった。

 鉄矢は「幕末という時代はコンブや砂糖が広域で取引され、その中で龍馬は貿易会社の亀山社中を作った」と指摘。「誰よりも流通や物販に詳しかったと思う」とした上で「現代に生きていれば、通販の担い手としてメードインジャパンをうれしそうに売っていそうですね」と語った。

 NHK大河ドラマ「花燃ゆ」も幕末の物語とあって近々、龍馬が登場する。果たして低視聴率打開の切り札となれるかどうか。現実のさまざまな分野も同じ。龍馬のように日本に誇りを持ち広く世界を見渡せる魅力的なリーダーが、1人でも多く現れてほしい。2020年東京五輪が決まってから、とりわけ、その思いが強くなってきた。 (森岡真一郎)

(紙面から)