2014.11.14 05:00

【甘口辛口】バスケ協会問題についに国が動く…スッキリ全理事辞任で出直しを

■11月14日

 一本化に向けてとうとう国が仲裁に乗り出すという。日本バスケットボール協会(JBA)が、国際連盟(FIBA)の求める国内男子2リーグ(NBL、TKbjリーグ)の統合を果たせず、前代未聞の国際試合出場停止の制裁が決定的になっていることを受け、下村博文文科相が12日の衆院文部科学委員会で発言した。

 「政府が安易に介入すべきでない」としながら、「このままだと五輪に出られないかもしれない」と事態の収拾に乗り出すという。しかし、FIBAが15日に開く中央理事会での制裁決定は避けられない見通しで、「いまさら文科相が乗り出したところで何もならないのでは」とある関係者はいう。

 協会は、6月に評議員会と理事会の合意で「制裁を受けた時点で理事総退陣」を決めている。ところが、先月辞任した深津前会長の後任会長の選定を、制裁を受けたら辞めるはずの理事たちが進めているという。「機能不全なのにまだ生き残ろうとしている。こうした事態を文科相はどこまで認識しているのか」との声も聞かれた。

 FIBAにすれば“日本憎し”の制裁ではない。旧態依然の執行部が牛耳る日本協会が世界のメジャースポーツであることに早く目覚め、時代に即した運営を目指すための荒療治でもある。「改革は痛みを伴うが、統治能力のあるしっかりした組織になれば…と、FIBAはいいたいようだ」と関係者。

 それだけに、あくまでもFIBAと日本協会との問題で国の介入はお門違いでもある。制裁を受けたら取り決め通り執行部はじめ理事全員がすっきり辞め、身ぎれいになって出直すことでFIBAも納得し、社会の評価にもつながるのではないか。 (今村忠)

(紙面から)