2014.4.5 05:00

【甘口辛口】空洞化気味の国内ツアー…再興のためにも松山、遼らは海外でも結果を

■4月5日

 ゴルフの祭典を前に世界の一流プレーヤーはけが人続出だ。4大メジャーの幕開け「マスターズ」(10日~13日)は米ジョージア州オーガスタGCで開催されるが、世界ランク1位のタイガー・ウッズ(米国)は腰の椎間板切除手術を行い、欠場を発表。大会3度優勝のフィル・ミケルソン(米国)も脇腹を痛めたばかり。直近3大会で2度のトップ3入りのジェイソン・デイ(豪州)も左手親指の故障に悩まされいる。

 トッププレーヤーの相次ぐ故障の中、松山英樹(LEXUS)がプロとして初めて出場する。初出場だった2011年は日本人初のローアマチュア(27位)に輝き、12年も予選を突破(54位)した。プロ1年目の昨年は全米オープンで10位、全英オープンで6位に入り、目指すものは日本人初の「メジャー制覇」だ。

 「過去2回の成績を目指しているようではダメ。メジャーに勝つために僕はゴルフをしている。勝てるゴルフをしたい」。松山はキッパリと言い切っている。2月に負った左手痛も回復。強豪が欠場や万全な状態ではないだけに、チャンスは大いにある。大会前の記者会見にミケルソンらとともに呼ばれたのもオーガスタでの期待度の表れだ。

 日本の男子ゴルフ界のためにも奮戦を望みたい。2014年度の男子国内ツアーは昨シーズンから減り、純粋な日本国内のツアーは22試合。パナソニック、コカ・コーラ、VanaHなどのスポンサーが次々と撤退。日程的にも穴ぼこだらけだ。松山、石川遼ら人気プロの海外進出が原因のひとつではあるが、その海外でも不振となれば、さらに男子ゴルフへの注目度は薄れる。ツアー再興の責任も背負ってティーオフしてもらいたい。 (植村徹也)

(紙面から)