2014.3.26 05:00

【甘口辛口】落合GM就任で“秘密主義”回帰のウワサも…谷繁竜、開幕・憲伸宣言の理由

■3月26日

 「ドラゴンズはまた隠すのか、といわれるだろうし…」と、中日・谷繁監督が川上を開幕投手として発表した。セ・リーグの監督が出席した24日の「ファンミーティング」。他の5球団の監督が次々と開幕投手を発表する中、口を閉ざしていた谷繁監督が最後に「今までと違うところを見せたい」と38歳の川上の名前を挙げたという。

 中日では選手も兼ねる谷繁監督の後見人として落合元監督がゼネラルマネジャーに就任。ファン無視とまでいわれた落合監督時代の“秘密主義”に戻るのでは、ともささやかれた。それだけに、予告先発制度で開幕前日の27日にはわかることとはいえ、なかなかのサプライズではある。

 落合監督時代、右肩を痛め3シーズン1軍登板がなかった川崎を開幕投手に起用し、アッと驚かせたことがある。もし落合監督で川上なら「一体裏に何が」と、まず世間はいぶかしむだろう。そこへいくと谷繁監督には“毒”がない。発表したことで、びっくりはするものの「面白いじゃないの」と受け止められそうだ。

 昨年まで2年連続開幕投手を務めたエース吉見の故障が長引き、昨年10勝し開幕投手と目された左腕大野もキャンプからピリッとしなかった。「消去法で川上しかいなかったようだ。開幕投手はそう簡単になれるもんじゃない、と若手に奮起を促す狙いもあるのでは」と関係者は言う。

 中日の開幕戦の相手は広島。今や日本を代表するエースとなった前田が立ちはだかる。「負けてもともと。だからベテランを…」とのうがった見方もあるが、川上-前田という開幕戦にしては一味違ったマッチアップで、地味なカードにも俄然(がぜん)注目が集まるのではないか。 (今村忠)

(紙面から)