2021.5.23 18:59

関学大がV王手 プロ注目のエース左腕・黒原が同志社大に2安打完封

関学大がV王手 プロ注目のエース左腕・黒原が同志社大に2安打完封

同志社大戦で2安打完封と好投した関学大・黒原拓未(撮影・須藤佳裕)

同志社大戦で2安打完封と好投した関学大・黒原拓未(撮影・須藤佳裕)【拡大】

 関西学生野球リーグ2回戦(23日、関学大1-0同志社大、わかさ京都)関学大は投手戦を制し、勝ち点を獲得。プロ注目のエース左腕・黒原拓未投手(4年)が2安打完封と好投した。

 「試合が終わってみると疲れていますけど、試合中は集中していた。入り込めていたので疲れは感じなかった」

 淡々と捕手のミットを目がけて投げ込んだ。一回に味方の失策をきっかけとし、安打と四球で1死満塁を招いたが、後続を断って勢いに乗った。140キロ台中盤の直球と多彩な変化球を組み合わせて凡打の山を築き、二-七回は無安打投球。九回2死で空振り三振を奪うと、スコアボード方向を振り返り、ふっと息を吐いた。

 20日の近大戦から中2日ながら、126球でわずか1点のリードを守り抜き、今季4完投3完封で5勝目。冬場はポール間走を繰り返し、スタミナ強化を図った成果も結果に表れている。また、年末年始にはこれまでワインドアップや、セットポジションから足を上げてためを作るなど試行錯誤してきた投球フォームを、「2つの投げ方を練習するのは効率もよくない」とセットポジションからクイックで投げる動作に一本化。走者が出たときと同じ間隔で投げるようにしたことで、リズムも生まれた。

 ネット裏からはプロ4球団が視察。阪神は4人体制で視察し、和田TA(テクニカル・アドバイザー)は「どの球種もウイニングショットにできる。コントロールがいい」と評価した。また、中日・中田スカウトアドバイザーも「中2日を感じさせない。先発で完投できる能力がある」と舌を巻いた。

 チームは24日の京大戦に勝利すれば2013年秋以来の優勝が決まる。フル回転の左腕だが「あと1勝。ここで気を抜かずに、自分もあしたも投げるつもりでもう一度調整して、チーム全員で何としてでも勝ちたいと思います」と気を引き締めた。