2021.5.4 12:00

【球界ここだけの話(2313)】東都に現れたスーパールーキー青学大・佐々木

【球界ここだけの話(2313)】

東都に現れたスーパールーキー青学大・佐々木

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話

 東都大学野球にスーパールーキーが現れた。“戦国”の異名をとる激しいリーグ戦で、注目を集めている。

 「リーグ通算24本塁打の記録(青学大・井口資仁=現ロッテ監督)を更新したい」と青学大の佐々木泰内野手(1年)。3月29日からの開幕週は入学前で出場できなかったが、第2週から出場し、打率・370で既に4本塁打(8試合27打数10安打7打点=4日現在)。井口の1年春は1本、秋は0(2年春0、秋8、3年春7、秋5、4年春5、秋0)とペースでいえば、記録更新の期待がかかるのは事実だ。

 なぜ、そうしたスラッガーが大学に進学してきたかということが注目点だ。県岐阜商高時代の昨夏の甲子園交流試合で明豊(大分)の太田虎次朗投手から左翼へ高校通算41本目の本塁打を放つなど、プロの東海地区担当スカウトは視察していた。ただ、夏を終えてリストをまとめる際に『進学確定情報』が伝えられていたというのだ。

 新型コロナウイルス感染防止のため、練習自粛、春季大会中止で、プロよりも、進学を優先する傾向が本人にも家族にも強かったからだと分析されていた。プロ指名と大学進学の見通しを比べれば、青学大のように人数は1桁であってもスポーツ推薦枠が固まれば、そちらが優先になる。

 今春は東京六大学や東都リーグでもデビューした1年生は多い。「プロ志望届を出せば、指名されたのに」という声も聞かれた。

 傾向として野手だけでなく、投手も進学希望が強くなっているという話もある。楽天D1位で3勝を挙げている早川隆久投手(木更津総合→早大)やロッテD1位・鈴木照汰投手(常総学院→法大)も大学で飛躍を遂げた。大学4年間が決して回り道ではないという好例だ。(赤堀宏幸)