2021.5.4 19:27

【八木裕 神眼スコープ】選手全員が持ち場を理解し力発揮、阪神の強さ感じた試合

【八木裕 神眼スコープ】

選手全員が持ち場を理解し力発揮、阪神の強さ感じた試合

特集:
阪神タイガース連載
八木裕 神眼スコープ
6回、2点二塁打を放つ阪神・陽川=神宮球場(撮影・宮沢宗士郎)

6回、2点二塁打を放つ阪神・陽川=神宮球場(撮影・宮沢宗士郎)【拡大】

その他の写真(1/2枚)

 (セ・リーグ、ヤクルト5-11阪神、6回戦、阪神6勝、4日、神宮)阪神は、最後は一発攻勢で点差を広げた勝利になったが、序盤の三回までの拙攻で流れを相手に渡してしまい、どうみても負け試合だった。

■序盤3併殺でヤクルトペースも

 3イニング連続の併殺は、やはりいただけない。併殺を怖がると積極性がなくなるし、各打者が併殺を打とうと思って打っているわけではないのは分かる。ただ、金本知憲という偉大な打者が引退時に「野球人生で一番の勲章は連続打席無併殺の日本記録」と話したことを思い出して欲しい。どうすれば併殺にならず、後ろの打者につなげるか。状況に応じて、併殺にならない打撃を目指してほしい。

 とはいえ、3併殺でヤクルトペースになりながら、その試合をひっくり返した力は認めたい。選手全員が自分の持ち場を理解し、コンディションを整え、力を発揮できている。首脳陣は、状態のいい選手をしっかり見極めて起用している。劣勢になってもベンチの雰囲気もいい。

■象徴的だった代打・陽川の同点二塁打

 象徴的なシーンが六回の代打・陽川の同点タイムリー二塁打。代打として、準備がしっかりできていたから、打てたのだろう。拙攻、ミスはあったが、強さも感じた試合だった。(本紙専属評論家)

試合結果へプロ野球日程へ