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番長ウィーク!DeNA今季初の3連勝、先発陣危機「武士道」ピープルズが救った

番長ウィーク!DeNA今季初の3連勝、先発陣危機「武士道」ピープルズが救った

打っては4番が勝利を引き寄せる一発。佐野が六回、右翼席へ3号ソロを放った(撮影・林俊志)

打っては4番が勝利を引き寄せる一発。佐野が六回、右翼席へ3号ソロを放った(撮影・林俊志)【拡大】

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 さあ、5月反攻だ!! DeNAは3日、中日7回戦(バンテリンドーム)に2-1で勝ち、今季初の3連勝を飾った。4月は借金15と苦戦したチームが5月に入り一転、負けなし。投打の歯車がかみ合い始めた。今季初先発のマイケル・ピープルズ投手(29)が6回4安打無失点と快投。エース・今永昇太投手(27)、新助っ人右腕フェルナンド・ロメロ投手(26)=前ツインズ=の合流が近いことも判明し、巻き返しへ態勢が整ってきた。

 和の心を持つ助っ人に三浦監督が目を細めた。

 「本来の投球ができていた。リリーフの登板が増えている中で、長いイニングを投げてくれたのは非常に大きい」

 視線の先にいたのは、先発で今季初登板のピープルズ。チームに今季初の3連勝をもたらした来日2年目、身長196センチの大型右腕は「とにかくチームに勝つチャンスを与えられるような投球をしようと思っていた」と穏やかな笑みを浮かべた。

 外国人投手特有の動く球でゴロの山を築いた。失策も含め、六回までに数えた内野ゴロは9つ。2-0の六回2死二塁で迎えた4番・ビシエドも、内角へのツーシームで三ゴロに仕留め「広い球場なのでゾーン内で勝負をして、たくさん(ゴロを)打たせることができた」とうなずいた。

 新型コロナウイルスの影響でビザ発給が停止され、来日できたのは開幕2日目の3月27日。2週間の隔離期間を経て2軍で2試合に登板し、この日を迎えた。6回92球を投げ、4安打無失点。一発回答で期待に応えた。

 来日できない間も、心は日本にあった。思想家、新渡戸稲造が1899年に米国で刊行し、忠義心など日本人の道徳観を記した名著「武士道」を愛読。左腕には「武」のタトゥーを刻む。

 オフの帰国中には、米国の自宅でも靴を脱いで生活するなど「自分が思っていた以上に日本の文化が染みついていた」。海を渡れない期間はチームへの“忠義心”を胸に、打撃投手を務めて実戦勘を保つなど難しい環境で努力を重ねてきた。

 先発陣の離脱が相次ぐ中、救世主にもなった。京山が再調整。坂本が左肩に打球を受けた影響で登録を外れ、前日に先発した阪口も右肘の炎症で抹消と、4日間で先発投手3人の離脱が決まったところだった。

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