2021.5.3 05:03

DeNA、反攻へ5月連勝スタート 山崎11戦連続0封、“新ツーシーム”習得で復活

DeNA、反攻へ5月連勝スタート 山崎11戦連続0封、“新ツーシーム”習得で復活

八回、雨の中で力投する山崎。躍動感あふれるフォームから切れのある球を投げ込み、燕打線を封じた(撮影・斎藤浩一)

八回、雨の中で力投する山崎。躍動感あふれるフォームから切れのある球を投げ込み、燕打線を封じた(撮影・斎藤浩一)【拡大】

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 完全復活だ!! DeNAは2日、ヤクルト9回戦(横浜)に8-7で競り勝ち、2連勝。八回に6番手で登板した山崎康晃投手(28)が1回を三者凡退、2奪三振の好救援で2勝目(1敗)を挙げた。昨季は不振で守護神の座を明け渡した右腕が、11試合連続無失点と抜群の安定感を発揮。2カード連続勝ち越しと勢いづくチームを、さらに浮上させる。

 ハマスタにおなじみのアップテンポな登場曲が流れる。新型コロナウイルスの感染対策でジャンプはできない。それでも、ファンの手拍子が山崎の背中を押した。同点の八回、雄たけびを上げながら2奪三振。魂の3人斬りでチームの連勝を呼び込んだ。

 「アクシデントもあって大変な試合。何とか流れを引き寄せられる投球をしたいと思っていた。三嶋さんに良い形で九回を任せられたことが、きょうの収穫です」

 先発の阪口が右ひじの違和感を訴え、二回途中で降板。緊急事態に、9連戦中フル回転の救援陣がつなぎ、巡ってきたマウンドだった。この日3安打のサンタナを、1球も振らせず見逃し三振斬り。西浦を二ゴロに打ち取ると、迎えるは3月30日の対戦(横浜)で決勝打を浴びた代打・川端。全て外角低めに直球を3球、またも一球も手を出させず見逃し三振に仕留めると、その裏に桑原が決勝弾を放った。

 プロ入りから5年間で163セーブを挙げた守護神が、昨季は6セーブ、防御率5・68と苦しみ抜いた。初の2軍キャンプスタートとなる中、これまでより浅く握り球速を直球に近づけた“新ツーシーム”を習得した。配球の幅を広げ、球威も復活。11試合連続無失点、うち9試合は無安打で防御率も1・17とした。

 昨年9月、代わって守護神を務めた2学年上の三嶋が唯一救援に失敗した試合で、最初に声を掛けたのが山崎だった。『このチームは今、ミッシーがリリーフで一番いい投手として投げているんだから。次、頑張りましょう!』。自身の悔しさを飲み込んだ一言に、三嶋は救われた。今年も三上、エスコバーらの誕生日を率先して祝い、ブルペンを引っ張ってきた。

 正月返上で練習に打ち込むなど、今年に懸ける姿を見てきた三浦監督は「数字の通り。マウンドでしっかり自分の仕事をしてくれる。頼もしい存在です」と最大限の信頼を口にした。チームは今季3度目の連勝。5月に入り状態も上向いてきた。借金13からの反攻。逆境を味わい、進化した背番号「19」がキーマンとなる。(浜浦日向)

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