プロ野球は新型コロナウイルス感染拡大による政府の緊急事態宣言発令を受け、27日から無観客試合を行う。対象地域内の神宮球場では、セ・リーグ2位のヤクルトと同3位の巨人が対戦する。5連勝中のヤクルトは田口麗斗投手(25)が古巣相手に先発。巨人はジャスティン・スモーク内野手(34)=前ジャイアンツ=と、エリック・テームズ外野手(34)=前ナショナルズ=の新助っ人コンビが合流し、ベストメンバーで上位対決に臨む。
破壊力抜群の打線が完成する。メジャー通算196本塁打のスモークと、同96本塁打のテームズが、いよいよ原巨人の戦列に加わる。
原監督は25日の広島戦(東京ドーム)の試合後に「スタンバイということで。全く変わりがないならば合流する」と27日の1軍合流を明言した。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外国人の新規入国停止などの影響を受けた2人は、3月29日に来日後、隔離期間を経て2軍戦で調整を開始。テームズは「日に日に自分のスイングができている」とイースタン・リーグの9試合に出場し、打率・500、4本塁打、15打点と打ちまくった。一方のスモークも本塁打は出ていないが、打率・333。当たり助っ人の予感が漂う。
1軍は主将の坂本が24日の広島戦で自打球を受けて25日の同戦はスタメンを外れたが、代打で出場した。大砲2人が入れば、攻撃陣はベストメンバー。外国人昇格のために好調の一塁手、香月の出場選手登録を抹消させざるをえなかったのは、層の厚さの裏返しだ。
27日のヤクルト戦は昨年7月9日以来となる無観客開催。本拠地・東京ドームが緊急事態宣言の対象地域となっている巨人は、歓声が響かない試合が続く。それでも、プロとして-。お茶の間のG党にワクワクするような熱戦を届ける。(谷川直之)