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阪神・佐藤輝、不屈のG戦初打点 2安打より「負けた悔しさが大きい」

阪神・佐藤輝、不屈のG戦初打点 2安打より「負けた悔しさが大きい」

三回、左前適時打で反撃の1点を刻む佐藤輝。最後まで巨人に食らいついた(撮影・桐原正道)

三回、左前適時打で反撃の1点を刻む佐藤輝。最後まで巨人に食らいついた(撮影・桐原正道)【拡大】

 (セ・リーグ、巨人8-3阪神、6回戦、3勝3敗、22日、東京D)悔しい敗戦の中で輝きを放った。首位の阪神は2位巨人に3-8で敗れ、2連敗。7年ぶりの6カード連続勝ち越しを逃し、ゲーム差は2に縮まった。それでも0-6という劣勢から、三回にドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=がG戦初打点となるタイムリーを放つなど、必死の反撃。2021年の虎は、昨季までとは違う!

 頂への道のりは決して楽なものではない。立ちはだかる壁の大きさ、宿敵の強さを再認識した悔しい2連敗。それでも、確かな光はあった。巨人相手に刻んだ初打点。佐藤輝の見せた勝利への執念が、これからの戦いを明るく照らした。

 「切り替えて新しい気持ちで打つしかないので、2本ヒットが出たことはよかったと思いますが、チームが負けてしまった悔しさのほうが大きいです」

 二回までに0-6と劣勢を強いられた。三回の攻撃前、虎は早くも円陣を組んで士気を高める。直後に無死一、二塁の絶好機。ところが、4番・大山は三直、続くサンズは一邪飛に終わり、ベンチは再び重苦しい雰囲気に包まれた。

 巨人戦8勝16敗、東京ドーム3勝9敗に終わった昨季なら、このまま無得点に終わり、大敗を喫していただろう。ただ、今は違う。ひと振りで流れを変えることができる男がいる。ドラ1は気合の表情で打席へ。その初球。左腕・高橋の145キロを逆らわず左方向へ。鋭い打球は瞬く間に外野芝生で弾んだ。

 打点を挙げるのは15日の広島戦(甲子園)以来5試合ぶり。巨人との伝統の一戦では今季6試合目で初だ。「1点ずつ返していけばまだまだ(勝負は)分からない」。六回の第3打席は、これまで手を出していた外角の変化球を見極め四球。北條の1号2ランにつなげた。八回はしぶとく左前へ運び、今季6度目のマルチ安打をマーク。最後までファイティングポーズを崩さなかった。

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