2021.4.14 05:04

ヤクルト・村上、五輪4番は俺ダ~ン!「完璧」特大3ラン、セ単独トップ6号

ヤクルト・村上、五輪4番は俺ダ~ン!「完璧」特大3ラン、セ単独トップ6号

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侍ジャパン
村上(手前)が五回に特大の6号3ラン。山田に祝福され、雄たけびを上げた (撮影・今野顕)

村上(手前)が五回に特大の6号3ラン。山田に祝福され、雄たけびを上げた (撮影・今野顕)【拡大】

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 ヤクルトは13日、DeNA4回戦(神宮)に5-1で勝利し、勝率5割に復帰した。「4番・三塁」で先発出場した村上宗隆内野手(21)が、2点リードの五回1死一、二塁から右中間席上段へ特大の6号3ラン。本塁打はセ・リーグ単独トップ、15打点はリーグタイの“2冠”に躍り出た。14日で東京五輪まで100日。燕の主砲が侍ジャパンの4番に駆け上がる可能性もある。

 雨がやんだ神宮の夜空に、鮮やかなアーチをかけた。五回1死一、二塁で村上が右中間席上段へ特大の6号3ラン。「完璧」と自画自賛した当たりに、燕党も傘を振って歓喜した。

 「チャンスだったので、なんとか自分で決めたいという思いで打席に入りました」

 大貫の甘いチェンジアップを、軸足の左足に体重を残して強振した。左手に持ったバットを一塁ベンチに向けて投げると、ゆっくりと走り始めた。

 開幕直後、思うような結果が出なくても決して下は向かなかった。「そういう時期は必ず来る。その時期が最初に来ただけ」と自らに言い聞かせ、映像を確認して打撃フォームを修正。感覚を研ぎ澄ませながら、調子を上げてきた。

 球団で開幕15試合までに6本塁打以上したのは2014年のバレンティン(7本)以来7年ぶり。6本塁打はリーグ単独トップ、15打点もサンズ(阪神)と並んでトップの“2冠”に躍り出たが「打てる打席はもっとあると思う。貪欲に求めていきたい」。愚直に結果を追い求める。

 強い気持ち、前を向く姿勢は同世代から学んだ。昨年末に雑誌で対談した競泳女子、池江璃花子(20)=ルネサンス=が、400メートルメドレーリレーなどの東京五輪代表に決定。1学年下ながら、白血病からの復活を目指して進み続ける姿に胸を打たれた。

 「本当にすごいなと。感動して、僕も頑張ろうと思いました。(池江さんは)たぶん『自分が白血病だから』ということは思っていないと思う。前を向くことの意味。努力を続ける力。僕も見習っていかないといけない」

 14日で東京五輪まで100日となる。村上は「五輪に出たい気持ちはものすごくある」と胸中を明かし「そのために活躍しないといけない」と表情を引き締めた。

 青木、内川らを欠く中、勝率5割に復帰した。「勝つことがすごくうれしいし、勝ってみんなで喜びたい」。侍ジャパンの4番候補には鈴木誠(広島)らがいるが、勝利を呼ぶ活躍を続ければ可能性はある。燕の主砲から、日本の主砲へ。村上は一振りに思いを込める。(赤尾裕希)

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