2021.4.14 05:03

巨人の広岡、1号V弾!「7番・一塁」スタメン起用に一発回答

巨人の広岡、1号V弾!「7番・一塁」スタメン起用に一発回答

広岡が七回に決勝弾。ヤクルトから加入した24歳が、移籍後初本塁打で勝利に導いた (撮影・桐原正道)

広岡が七回に決勝弾。ヤクルトから加入した24歳が、移籍後初本塁打で勝利に導いた (撮影・桐原正道)【拡大】

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 巨人は13日、中日4回戦(東京ドーム)に2-1で競り勝ち、2連勝で貯金1とした。「7番・一塁」で先発した広岡大志内野手(24)が1-1の七回に移籍後初本塁打となる右越え1号ソロを放ち、試合を決めた。この日、新外国人野手2人が1軍の練習に合流。競争が激化する中、持ち前の長打力で存在感を示した。

 がむしゃらに、泥臭く。執念で食らいついた。カウント1-2から広岡が振り抜いた打球はグングンと伸び、G党の待つ右翼スタンドに飛び込んだ。

 「つなぐことを考えていたが、最高の結果になった。芯だったので『何とか伸びてくれ』と思って走りました」

 1-1の七回2死。昨季の沢村賞左腕・大野雄が投じた外角146キロの直球を一閃した。3月にヤクルトから交換トレードで加入し、これが移籍後1号。一塁を回ったところで右拳を突き上げ、緊迫した投手戦に決勝ソロでケリをつけた。

 迷いを振り払った。試合前、村田野手総合コーチから、球界屈指の好投手・大野雄の対策として「割り切っていかないと打てる投手ではない。(狙い球を)割り切っていこう」と助言を受けた。2打席凡退後の七回には、ベンチで近づいてきた元木ヘッドコーチから「結果を恐れず、思い切っていけ」と“闘魂”を注入された。移籍してまだ1カ月ほど。前日まで11打数2安打と結果が出ていたわけではないが、首脳陣の何とか活躍してほしい-という親心にバットで報いた。

 スケールの大きな打撃が人をひきつける。奈良・智弁学園高では甲子園で1学年上の岡本和とクリーンアップを組み、プロ4年目の2019年には2桁本塁打を放った。荒削りだが、一発のある右の大砲候補。原監督は「近々未来、必ず主力選手になってくれる」と大いに期待をかける。

 チームは開幕カードのDeNA戦以来の連勝で貯金を1とした。この日、新外国人のテームズ、スモークが2週間の隔離期間を経てチームに合流。生き残りをかけた戦いが激化する。広岡の本職は遊撃だが、内外野どこでも守り、この日はプロ初の一塁での先発も無難にこなした。「結果を出さないと残れない世界。なんとか食らいついていければ」と広岡。背番号32の存在感は日に日に増していく。(樋口航)

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