2021.4.12 07:30

【虎のソナタ】阪神D1位・佐藤輝の人気はバリー・ボンズ級!? 横浜の場外でホームラン球待つメディアも

【虎のソナタ】

阪神D1位・佐藤輝の人気はバリー・ボンズ級!? 横浜の場外でホームラン球待つメディアも

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虎のソナタ
試合前、佐藤輝はスタンドに向かって、サインを送る。横浜スタジアムはテルの狂想曲に包まれている

試合前、佐藤輝はスタンドに向かって、サインを送る。横浜スタジアムはテルの狂想曲に包まれている【拡大】

 (セ・リーグ、DeNA2-3阪神、3回戦、阪神3勝、11日、横浜)昨日のDeNA戦は、NHK総合テレビでの全国中継だった。

 それがどうした? と思ったアナタ。今から20年以上前は、それはそれは大事件だったんです。特に人気のなかったパ・リーグでは。筆者が知っている限りでいえば、阪急・上田利治監督も、近鉄・仰木彬監督も、試合前のミーティングでは必ず選手に伝えていた。

 「きょうはNHKで全国放送や。ふるさとにみんなの活躍している姿が届く。だから頑張れ!」

 日頃はテレビ中継すらない試合が多かったパの選手たちは特に「全国中継」に燃えた。われわれ番記者も「ふるさとに届けた」と判で押したように原稿を書いた記憶が。

 やがてBS放送が始まり、CS放送でどの球団の試合も完全中継されるようになり、今ではインターネットで、いつ、どこにいても見られる時代。かつての名将たちの激励も、令和の時代では完全に“死語”になってしまった。

 「へぇ~そういう時代があったんですか」

 トラ番キャップ・長友孝輔ですら首をかしげていた昔の話。とはいえ、今でもネット社会についていけない田舎のおじいちゃん、おばあちゃんにとって、NHKの中継はありがたいはず。昨日も、逃げ切ったタテジマに拍手を送ってくれた人が、普段よりかなり多かったと思う。

 さて、虎に向かって吹く追い風は、まだまだ止みそうにない。コロナ禍で来日が遅れていたDeNAの怖い怖い助っ人コンビ、ソト&オースティンがついに参戦か、と思ったが、試合前の練習のみで昨日の出場は自重。もろ手を挙げて喜ぶわけにはいかないが、虎ソナ班は、内心ラッキー&ガッツポーズ。実に大人げないが。

 さすがに、佐藤輝の衝撃ネタは尽きてきただろう? キャップ長友を冷やかした。

 「それが、あるんですよ。先輩が喜びそうなビックリ話が」

 もう、少々のことでは驚かないぞ、と続きを聞いてみたら。

 「あの場外アーチが出た翌日から、某メディアが、右中間の場外で『またホームランが出たら必ず拾え』の指示を受けて待ち続けているんです」

 ホンマかいな?

 思い出したのはサンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地、AT&Tパーク。スタジアムの外野後方は海。かの有名なホームラン王、バリー・ボンズの140メートル級の大アーチは、湾に飛び込み水しぶきをあげた。これをスプラッシュ・ヒットと呼び、同球場の名物になっていった。

 そして、ボンズのシーズンホームラン記録更新が迫ると、湾には虫取り網を持ち、カヌーに乗った人影が。カヌーは日に日に増えていった。記念球をゲットし、高く売ろうという、実に計算高い? ヤツらも。ご記憶の方も多いだろう。

 ただ、これは球史に残るアーティスト、ボンズだから巻き起こった騒動。なのに、日本で、新人の佐藤輝で、横浜の場外で、そんな動きが始まっているとは…。

 さらに、定かではないが右翼場外の球場警備員が、佐藤輝の打席で「気を付けてください」と注意喚起しているという情報も。いよいよ大変な騒ぎになりつつある。

 貯金も増えて、首位独走。佐藤輝もすごい。コロナさえなかったら、毎日大宴会の春だったなぁ。もちろん、今は我慢していますが。

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